動かなくなった車、事故で修理を諦めた車、車検が切れたまま置いてある車。こうした車の処分を調べると、「費用無料」「どんな車も買取」とうたう廃車買取サービスが数多く出てきます。ところが、同じ「無料」でも、査定の方法・減額の条件・還付金の扱い・入金までの日数はサービスごとに違います。この記事では、代表的な4サービス(カーネクスト・廃車王・ハイシャル・事故車買取のタウ)を、各社の公式サイトの表記をもとに整理しました(2026年9月22日時点の確認)。
【PR・広告表示】この記事にはアフィリエイト広告(ナビクル・カーネクスト・タウ)が含まれ、申込に応じて当サイトが報酬を受け取る場合があります。廃車王・ハイシャルは提携外のため、通常の公式サイトへのリンクです。掲載順・比較内容は、報酬の有無や高低では決めていません。
📋 この記事でわかること
- 4サービスの「得意な車・費用・査定方法・減額の条件・入金・還付金」の比較表
- そもそも廃車買取業者に頼むべき車と、先に中古車買取店で見積りを取るべき車の分け方
- 提示額に「重量税・自賠責の還付分」が含まれるのか、別なのか(見落としやすい点)
- 9月中の抹消登録で自動車税の還付が大きくなる仕組み(普通自動車のみ)
- 契約前のチェックリストと、状況別の選び方
💡 この記事の比較基準
比較したのは「どこが一番高く買い取るか」ではありません。廃車の買取額は、車種・年式・走行距離・状態・地域・時期・輸出や部品の相場で変わるため、当サイトでは優劣を断定できません。比べたのは、公式サイトで確認できる①対象の車 ②費用 ③査定の方法 ④減額の条件 ⑤入金・引取のスピード ⑥還付金の扱いです。仕組みの異なる代表的な4サービスを選びましたが、すべての廃車買取業者を網羅したものではありません。掲載順・評価は、提携の有無や報酬額では決めていません。
まず確認:廃車買取業者に頼む車・先に中古車買取店で見積りを取る車
廃車買取業者は、値段がつきにくい車を引き取る専門の業者です。一方、まだ走れる車は、中古車として売れる可能性があります。ナビクルの解説では、「中古車の買取価格は、中古車買取業者のほうが廃車買取業者より高くなる傾向がある」として、まずは中古車買取業者へ見積りを依頼し、次のような車は最初から廃車買取業者への依頼をすすめています。
- 事故車・故障車・水没車
- エンジンがかからない車
- 年式が古い(購入から10年以上たった)車
この分け方はあくまで一つの目安です。走れる車の売却方法は、車の一括査定サービス比較で仕組みの違いを整理しています。
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申込に応じて当サイトが報酬を受け取る場合があります。査定額・条件は必ず公式ページでご確認ください。
4サービスの比較表(2026年9月22日時点・公式サイトの表記)
💰 条件を項目別に並べました
📱 表がはみ出す場合は横にスワイプしてご覧ください →
| 項目 | カーネクスト | 廃車王 | ハイシャル | タウ(事故車買取) |
|---|---|---|---|---|
| 対象の車 | 高年式の中古車から、事故車・廃車予定車まで | 廃車・事故車・水没車・不動車・車検切れ | 廃車・故障車・不動車など。価格がつかない場合でも廃車の対応は無料 | 事故車・不動車・故障車・水害車(損害車が中心) |
| 費用 | 引取(一部離島を除く)・名義変更・抹消登録などの手続き代行は無料。リサイクル料金の未払い分は負担 | 廃車手続き無料、引取は原則無料、キャンセル手数料無料(※条件は公式で確認) | 引取・手続き代行の費用は0円(一部島しょ部を除く) | レッカー代・書類の手続き・査定費用が0円 |
| 査定の方法 | 電話で車種・年式・走行距離・内外装・修復歴を聞き取り。来店・立ち会い不要 | WEBまたは電話で無料査定。近くの廃車王店なら持ち込み査定も可 | WEBまたは電話。最短20秒の入力で査定 | 約8割が実車査定(自社査定員が出張)。地域によっては写真査定 |
| 減額の条件 | 事前に伝えた内容と大きな相違がない限り、引取時の減額なし | 本記事で確認した公式トップでは記載を確認できず | 契約完了後・実車確認後の減額は一切なしと明記 | 公式に「査定後に減額されますか?」のFAQあり(内容は公式で確認) |
| 引取・入金 | 引取完了後、原則1〜2週間で振込 | 電話1本で引取。全国150店舗。入金時期は記載を確認できず | 最短即日で引取。引取完了後3営業日以内に振込(最短翌日※) | 全国19か所の拠点から引取。入金時期は公式FAQで確認 |
| 受付時間 | 8:00〜22:00(年中無休・通話料無料) | 電話9:00〜22:00(年中無休)、WEBは24時間 | 年中無休・朝晩も対応 | 24時間365日 |
| 還付金の扱い | 自動車税の還付は、手続き完了後約2か月で都道府県税事務所から通知が届く(普通車) | 自動車税(普通車のみ)・重量税・自賠責の還付の種類を解説 | 自賠責・重量税の還付金は買取価格に含めて提示 | 還付金シミュレーターを用意 |
| 運営の特徴 | 店舗を持たないオンライン完結型。国内外約13,000社のネットワーク | 全国150店舗の自動車リサイクル事業者が運営。経済産業大臣認可の事業協同組合 | 全国1,000件以上の業者と協力。海外輸出・中古部品・再販で価値を引き出す | 1997年から損害車を買取。累計140万台以上。海外への輸出 |
※ハイシャルの「最短翌日」は、引取完了かつ必要書類が本社に届いている場合です。いずれも各社公式サイトの表記で、条件は変更されることがあります。申込前に必ず公式ページで最新情報をご確認ください。
還付金の扱いが、提示額の見え方を変える
廃車にすると、条件を満たせば次の3つの還付が発生します(廃車王の解説)。
- 自動車税(種別割):普通自動車のみ。廃車にした翌月から3月までの分が還付されます。軽自動車には月割りの還付制度がありません。
- 自動車重量税:車検の残りがある状態で廃車にした場合に対象(普通車・軽自動車とも)。申請の手続きが必要です。
- 自賠責保険料:保険会社への解約手続きで、未経過期間分が返戻されます(普通車・軽自動車とも)。
ここで重要なのは、「買取額」に、これらの還付分が含まれているか、別に受け取るのかが、会社ごとに違うことです。例えばハイシャルは「自賠責・重量税の還付金は買取価格に含めて提示している」と明記しています。カーネクストは、普通車の自動車税の還付通知が都道府県税事務所から届くとしています。同じ金額に見えても、内訳が違えば単純に比べられません。見積りを取るときは「重量税・自賠責の還付分は、この金額に入っていますか」と確認し、複数社の提示額を同じ条件で並べてください。制度の詳しい内容は廃車手続きの流れは?永久抹消・一時抹消の違いと必要書類と、自動車税の月割り制度で解説しています。
⚠️ 9月中の抹消登録に関する案内(普通自動車のみ)
廃車王は「9月中に廃車にすると、6か月分の自動車税が戻ってくる」と、9月30日までの手続きを案内しています。ハイシャルも「9月中に廃車すると最大22,500円(普通自動車の2,000cc超〜2,500cc以下の場合)」と案内しています。還付額は排気量や抹消の時期で変わり、手続きに時間がかかる場合もあります(廃車王は「お早めに」と案内)。軽自動車には月割りの還付制度がありません。
サービス別の詳細(公式情報)
カーネクスト(オンライン完結型)
- 仕組み:店舗を持たず、国内外約13,000社のネットワークと連携して、車ごとに売却先を選ぶとしています。電話で車の状態を聞き取り、査定額を提示。売却手続きは電話とオンライン、郵送で完結します。
- 費用:引取費用は全国無料(一部離島を除く)。名義変更・抹消登録などの手続きも無料で代行し、廃車手続きが必要な場合も無料です。リサイクル料金は未払い分のみ負担します(支払済みなら不要)。
- 減額:2008年の創業以来の取引データと市場相場をもとに査定し、事前に伝えた内容と大きな相違がない限り、引取時の減額はないとしています。
- 入金・還付:引取完了後、原則1〜2週間で振込。普通車の自動車税は、抹消登録の手続き完了後、約2か月で都道府県税事務所から還付通知が届きます。
- 対象:車検が切れた車や不動車も、レッカー費用無料で引取ります。査定だけの依頼も可能です。なお、カーネクストで車を購入することはできません(買取専門)。
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廃車王(全国150店舗のリサイクル事業者ネットワーク)
- 「3つの無料」:廃車手続き費用無料、引取原則無料、キャンセル手数料無料(※)と案内しています。※の条件は公式ページでご確認ください。
- 買取の仕組み:全国150店舗の自動車リサイクル事業者が運営し、廃車を解体して使える部品をリサイクル部品として販売し、鉄・銅・アルミなどの資源も分別して活用。その利益を買取価格に還元するとしています。自動車リサイクル法が定める引取業者です(使用済自動車は、認可登録業者への引き渡しが義務とされています)。
- 流れ:WEBまたは電話で無料査定 → 成約後に引取日を決定 → 必要書類を準備(必要書類は廃車王が案内) → 引取のうえ廃車手続き → 振込、の5ステップです。
- 受付:電話は9:00〜22:00(年中無休)、WEBは24時間です。近くの廃車王店なら持ち込み査定も歓迎としています。
廃車王公式サイト(通常リンク・広告ではありません)
ハイシャル(スピード重視型)
- スピード:最短20秒のスピード査定、最短即日の引取、年中無休で朝晩も対応。引取完了後3営業日以内に振込で、引取完了かつ必要書類が本社に届いていれば最短翌日の振込としています。
- 減額なし:「契約完了後や実車確認後の減額は一切ない」と明記しています。
- 費用:引取・手続き代行の費用は0円(一部の島しょ部を除く)。お客様負担0円をうたっています。
- 還付:自賠責・重量税の還付金は買取価格に含めて提示します。自動車税の還付は普通車のみで、軽自動車には制度がありません。
- 必要書類:普通車は車検証・自賠責保険証明書・印鑑証明書、軽自動車は車検証・自賠責保険証明書(それ以外の書類が必要な場合もあります)。
- 営業電話:公式スタッフ紹介で「お見積り後に修理や車検に通す結果となっても、営業のお電話をさせていただくことは一切ございません」と説明しています。
ハイシャル公式サイト(通常リンク・広告ではありません)
事故車買取のタウ(損害車の専門型)
- 対象:事故車・不動車・故障車・水害車。1997年から日本で最初に損害車の買取を始めたとしています(累計140万台以上)。
- 査定:電話査定のみの業者が多いなか、約8割は自社の査定員が出張して実車を見て査定するとしています(地域によっては写真査定)。
- 費用・引取:レッカー代・書類の手続き・査定費用はすべて0円。全国19か所の拠点から引取に伺います。
- 修理か売却かで迷う場合:事故車は修理費用が高くなることもあり、タウでの買取額と修理費用を比べてほしい、と案内しています。
- 受付:24時間365日。電話・WEB・LINEで相談できます。
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状況別の選び方の目安
| あなたの状況 | 見るポイント | 公式情報から言えること |
|---|---|---|
| 事故で修理か処分か迷っている | 実車査定・修理費との比較 | タウは損害車専門で約8割が実車査定。修理費用との比較を案内している |
| とにかく早く引き取ってほしい | 最短の引取・入金 | ハイシャルは最短即日引取。カーネクストは引取から原則1〜2週間で入金 |
| 査定後の減額が不安 | 減額の条件 | ハイシャルは契約後・実車確認後の減額なしと明記。カーネクストは事前申告と大きな相違がなければ減額なし |
| 近くの店舗で直接相談したい | 店舗の有無 | 廃車王は全国150店舗で、持ち込み査定も可。カーネクストは店舗なしのオンライン完結 |
| 還付金込みの内訳を知りたい | 還付分の扱い | ハイシャルは自賠責・重量税の還付分を買取価格に含めて提示。他社は提示額の内訳を見積り時に確認 |
| まだ走れる車を売りたい | 中古車買取店の査定 | ナビクルの解説では、中古車買取店のほうが高くなる傾向があるため、先に相場を確認する |
契約前のチェックリスト
- 提示額の内訳:重量税・自賠責の還付分は含まれているか。自動車税の還付は別に受け取るのか。
- 減額の条件:査定後・引取時に減額される場合があるのか、その条件は何か(事前申告と違いがあった場合など)。
- 費用の例外:「無料」でも例外がないか。リサイクル料金の未払い分、一部の離島・遠方の引取などは負担になる場合があります(カーネクストの案内)。ナビクルの案内にも「一部例外で追加費用がかかる場合」の注記があります。
- キャンセル条件:成約後のキャンセルに手数料がかかるか(廃車王は無料と案内、※の条件は公式で確認)。
- 必要書類:車検証・自賠責保険証明書・印鑑証明書(普通車)など。ローンが残っている車や、名義が本人でない車は、対応の可否を各社の公式FAQで確認してください(ハイシャルの公式FAQには該当の項目があります)。関連記事:車のローンが残っていても売却できる?
- リサイクル料金:預託済みかどうかで負担が変わります。廃車リサイクル料金とは、内訳と支払うタイミングで解説しています。
- 引取業者の登録:使用済自動車は認可登録業者への引き渡しが義務とされています(廃車王の案内)。会社の実態や所在地も確認しましょう。
- 手続き完了の連絡:抹消登録が終わったことの連絡や、完了を示す証明書を受け取れるかを確認します(ハイシャルの公式FAQには「廃車が完了した証明書はもらえますか?」の項目があります)。
よくある質問
Q. 動かない車・車検切れの車でも売れますか?
4社とも、不動車や車検切れの車を引き取る旨を案内しています(カーネクストは車検切れ・不動車をレッカー無料で引取、廃車王は不動車・車検切れ、ハイシャルは不動車、タウは不動車を対象)。ただし、買取の可否と金額は車の状態で変わります。
Q. 「無料」と言いながら、あとで費用を請求されませんか?
各社の公式では、引取・手続き代行は無料としています。ただし、リサイクル料金の未払い分(カーネクスト)、一部の離島・島しょ部(カーネクスト・ハイシャル)など、例外の記載があります。見積り時に「追加で発生する費用はありますか」と確認してください。
Q. 軽自動車でも自動車税の還付はありますか?
軽自動車税には月割りの還付制度がありません。重量税・自賠責の還付は軽自動車も対象です(廃車王の解説)。
Q. 電話の営業がしつこくなりませんか?
各社の公式では、営業電話の頻度について統一的な記載は確認できませんでした。ハイシャルは、見積り後に営業電話をしないと公式のスタッフ紹介で説明しています。連絡の手段(電話・SMS・メール)は申込時に選べる場合があるため、フォームで確認してください。
Q. 一括査定と廃車買取、どちらを先に使うべきですか?
まだ走れる車なら、先に中古車買取店の査定で相場を確認するのが目安です(ナビクルの解説)。事故車・故障車・水没車・10年以上前の車などは、最初から廃車買取業者への依頼がすすめられています。下取りとの違いは下取りと買取、同じディーラーでも査定額が違う理由もあわせてご覧ください。
まとめ
廃車買取サービスは、「無料」という共通点の裏で、査定の方法・減額の条件・還付金の内訳・入金の早さが違います。実車を見てほしい事故車ならタウ、最短の引取を重視するならハイシャル、店舗で相談したいなら廃車王、オンラインで完結させたいならカーネクスト、というように、公式情報から読み取れる特徴で選ぶのが目安です。どこが最も高いかは車の状態と時期しだいなので、複数社に同じ条件で見積りを依頼し、還付分を含む総額で並べてください。9月中の抹消登録で自動車税の還付が大きくなる普通自動車は、手続きの期限に注意が必要です。
【PR】ナビクル(車の一括査定・まず相場を知りたい方向け)ナビクルの公式サイトで申込条件を確認する
申込に応じて当サイトが報酬を受け取る場合があります。この記事の内容は2026年9月22日時点の公式情報にもとづきます。
廃車手続き全般の費用や、廃車買取との違いは廃車手続きの流れと費用、廃車買取との違い完全ガイド、動かない車の処分は動かない車(不動車)の処分方法と費用の考え方、水没した車は台風で車が浸水したときの廃車手続きの流れをご覧ください。
アイキャッチ画像: 「Auto scrapyard 1」by IFCAR(Wikimedia Commons, パブリックドメイン、16:9にトリミング。特定の廃車買取サービスとは関係のない、米国の解体場の写真です)


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