フォルクスワーゲンのミドルサイズSUV「Tiguan(ティグアン)」は、2024年11月19日に7年ぶりのフルモデルチェンジを受けた第3世代が販売されています(フォルクスワーゲン ジャパン公式プレスリリース)。パワートレインは、Tiguanとして初の1.5L eTSI(48Vマイルドハイブリッド・FWD)と、2.0L TDI(クリーンディーゼル)にフルタイム4WD”4MOTION”を組み合わせた2種類で、「Active」「Elegance」「R-Line」の3グレードとの組み合わせで計6グレードです。この記事では、フォルクスワーゲン公式サイトの価格・主要装備・諸元表(2025年28週以降生産車両)と公式プレスリリースで確認できた内容だけを使い、価格、グレードの違い、燃費(WLTC)、安全装備、沿革、税金の見方までをまとめます(2026/10/07確認)。
📌 この記事について
2026/10/07時点のメーカー公式情報をもとに、全面的に作り直しました。以前の版は「2024年モデル」と題し、公式情報で確認できない記述(利用者の感想・実燃費・維持費や下取り額の具体額など)を含んでいたため、公式で裏付けの取れた内容だけを載せています。「2024年モデル」と題していた以前の版は、2024年11月に発売された現行の第3世代の内容を、公式で確認できる範囲で再構成したものです。価格や装備は変更されることがあるため、購入前に必ず最新の公式情報と販売店の見積りで確認してください。
📋 この記事でわかること
Tiguanのグレードと価格
2025年12月19日付の公式プレスリリース(一部モデルの新車メーカー希望小売価格を改定)で発表された、2026年1月1日からのメーカー希望小売価格(消費税込)です。公式の見積りシミュレーション(2026/10/07確認)でも、各グレードの最安価格が同じ金額で表示されています。
| グレード | パワートレイン | 価格(税込・2026/1/1〜) | 改定前(税込) |
|---|---|---|---|
| eTSI Active | 1.5L eTSI(110kW/150PS)・48Vマイルドハイブリッド・FWD | 4,949,000円 | 4,871,000円 |
| eTSI Elegance | 同上 | 5,584,000円 | 5,490,000円 |
| eTSI R-Line | 同上 | 6,014,000円 | 5,909,000円 |
| TDI 4MOTION Active | 2.0L TDI(142kW/193PS)・ディーゼル・4WD | 5,709,000円 | 5,619,000円 |
| TDI 4MOTION Elegance | 同上 | 6,344,000円 | 6,238,000円 |
| TDI 4MOTION R-Line | 同上 | 6,664,000円 | 6,552,000円 |
※全車7速DSG、右ハンドル、乗車定員5名。改定前の価格は2025年12月19日付のプレスリリースの「現行価格」欄にもとづきます(2025年9月9日の改定後の価格)。価格には付属品、税金(消費税を除く)、保険料、登録に伴う諸費用は含まれず、別途リサイクル料金が必要です(公式プレスリリースの注記)。
主なオプションの価格(税込)
| オプション | 価格(税込) | 内容・条件 |
|---|---|---|
| ラグジュアリーパッケージ | 253,000円(2026年1月1日改定後) | 電動パノラマスライディングルーフ、プレミアムサウンドシステム”Harman Kardon”(装備表の▲1)。Elegance、R-Lineで選択可。単体では選べず、レザーシートパッケージとのセットオプション(公式装備表の注記) |
| レザーシートパッケージ | 価格は見積りで確認 | レザーシート、座面長調整、パワーシート(メモリー付)、パワーランバー、シートベンチレーションなど(装備表の▲2)。Elegance、R-Lineで選択可 |
※ラグジュアリーパッケージの価格は2025年12月19日付の公式プレスリリース、パッケージの内容は公式装備表の読み取りです。2025年9月9日の公式プレスリリースで、ID. BuzzとID.4を除く全モデルのオプション体系の変更と、一部外装色(オイスターシルバー、シプレッシーノグリーン、パーシモンレッドなど)の有償化が発表されています。色ごとの価格は見積りシミュレーションで確認してください。
グレード別の装備の違い
公式の主要装備・諸元表PDF(2025年28週以降生産車両)と2024年11月19日の公式プレスリリースにもとづき、グレード選びで差が出る項目を整理しました(●標準、▲オプション、—設定なし)。
| 項目 | Active | Elegance | R-Line |
|---|---|---|---|
| ヘッドライト | LEDヘッドライト+ハイビームアシスト | LEDマトリックスヘッドライト”IQ.LIGHT” HD(ダイナミックターンインジケーター付)● | 同左 |
| インフォテイメント | “Discover”(SSDナビ) | “Discover Pro Max”(SSDナビ) | “Discover Pro Max” |
| ホイール/タイヤ | 17インチ(215/65 R17) | 18インチ(235/55 R18) | 20インチ(255/40 R20) |
| シート | ファブリック。運転席/助手席シートヒーター● | マイクロフリースシート。リラクゼーション機能(空気圧式)、前後席シートヒーター● | R-Line専用ファブリックシート。リラクゼーション機能、前後席シートヒーター、ステンレスペダル● |
| 外装 | LEDテールランプ | イルミネーション付きエンブレム(前/後)、ダイナミックターンインジケーター付LEDテールランプ | Eleganceの装備に加え、R-Line専用エクステリア、プログレッシブステアリング |
| アダプティブシャシー”DCC Pro” | TDI 4MOTIONのみ● | TDI 4MOTIONのみ● | eTSI・TDI 4MOTIONとも● |
| パノラマルーフ/レザー/ベンチレーション | — | ラグジュアリーパッケージ▲/レザーシートパッケージ▲ | 同左 |
※2025年9月9日の公式プレスリリースでは、2025年28週以降生産のEleganceとR-Lineでフロント・リヤのVWエンブレムが発光タイプに、R-Lineでアルミホイールが変更されたと説明されています。装備は生産時期やパッケージの装着で異なるため、個別の装備は公式の装備表で確認してください。
パワートレインと燃費(WLTC)
公式の主要諸元表(2025年28週以降生産車両)と2024年11月19日の公式プレスリリースにもとづく主要諸元です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 全長×全幅×全高×ホイールベース | Active、Elegance:4,545mm × 1,840mm × 1,655mm × 2,680mm/R-Line:4,540mm × 1,860mm × 1,655mm × 2,680mm(公式の諸元表の三面図。R-Lineは全幅が広い) |
| 乗車定員/最小回転半径 | 5名/5.4m |
| ラゲージスペース(VDA方式) | 652L(後席を倒した場合1,650L) |
| 1.5L eTSI(DXD) | 直列4気筒DOHCターボ 1,497cc:110kW(150PS)/5,000-6,000rpm、250N·m(25.5kgm)/1,500-3,500rpm。48Vマイルドハイブリッド(モーター13.5kW/56N·m)、気筒休止。無鉛プレミアム、燃料タンク60L、FWD。車両重量1,600kg(Active、Elegance)〜1,610kg(R-Line)、パノラマルーフ装着車は+30kg |
| 2.0L TDI(DXN) | 直列4気筒ディーゼルターボ 1,968cc:142kW(193PS)/3,500-4,200rpm、400N·m(40.8kgm)/1,750-3,250rpm。ツインドージングシステム。軽油、燃料タンク61L、4MOTION。車両重量1,750kg(Active、Elegance)、パノラマルーフ装着車は+30kg |
| トランスミッション | 7速DSG |
WLTCモード燃費(国土交通省審査値)
| パワートレイン | 総合(km/L) | 市街地 | 郊外 | 高速道路 |
|---|---|---|---|---|
| eTSI(1.5L・FWD) | 15.6 | 11.9 | 15.9 | 17.7 |
| TDI 4MOTION(2.0L・4WD) | 15.1 | 11.4 | 15.3 | 17.3 |
※燃費は公式の主要諸元表の値です。燃料消費率は定められた試験条件での値で、気象・渋滞・運転方法で変わります。この記事では実燃費は載せていません。
2024年11月19日の公式プレスリリースによると、第3世代ではプラットフォームがMQB evoに進化し、空気抵抗係数(Cd値)が0.33から0.28に向上したほか、アダプティブシャシーコントロールが2バルブ独立制御式の”DCC Pro”に、インフォテイメントシステムが新世代の”MIB4″になったと説明されています。
安全装備と運転支援
公式の装備表で、Tiguanの全グレードに標準とされている主な安全装備です。
- 運転支援:同一車線内全車速運転支援システム”Travel Assist”、レーンキープアシスト”Lane Assist”、アダプティブクルーズコントロール”ACC”(全車速追従機能付)、レーンチェンジアシスト”Side Assist Plus”、プリクラッシュブレーキ”Front Assist”(歩行者&サイクリスト検知対応)、緊急時停車支援システム”Emergency Assist”、ドライバー疲労検知システム
- 駐車・視界:駐車支援システム”Park Assist Plus”(ステアリング、アクセル、ブレーキを自動操作。公式プレスリリース)、アラウンドビューカメラ”Area View”、リヤビューカメラ”Rear Assist”、パークディスタンスコントロール、オプティカルパーキングシステム、リヤトラフィックアラート、エグジットウォーニング(降車時警告)
- 衝突安全:エアバッグ9個(フロント、前後席サイド、カーテン、前席センター)、全席3点式シートベルト、i-Size基準適合チャイルドシート固定装置、ポストコリジョンブレーキシステム、プロアクティブ・オキュパント・プロテクション
ダイナミックコーナリングライト、ダイナミックライトアシスト、スタティックコーナリングライトは、Elegance以上に標準です(Activeは設定なし)。Euro NCAPについては、フォルクスワーゲン ジャパンが2024年9月13日に配信した公式の翻訳資料(VOLKSWAGEN AGの2024年5月29日付資料の翻訳)に、新型Tiguanが最高評価の5つ星を獲得したと記載されています(ドイツ仕様の評価で、日本仕様とは異なる場合があるとの注記あり)。日本のJNCAPによる評価は、今回の調査では確認できていません。運転支援は運転者の判断を補助するもので、あらゆる状況で事故を防げるものではありません。
沿革(フォルクスワーゲン ジャパン公式プレスリリース)
公式プレスセンターで確認できた、現行Tiguanに関わる主な動きです(2026/10/07確認)。
| 年月日 | 内容(要約) | 出典 |
|---|---|---|
| 2007年 | 初代Tiguanを導入(2024年11月19日の公式リリースの記載。全世界での累計販売は760万台以上)。 | 公式リリース |
| 2024年7月3日 | 「T-Cross」「Tiguan」「Passat」「Golf」「Golf Variant」の5モデルを同時発表。Tiguanは年内に販売開始と予告。 | 公式リリース |
| 2024年9月13日 | 新型Tiguanなどの予約注文の受付を開始。 | 公式リリース |
| 2024年11月19日 | 7年ぶりのフルモデルチェンジとなる第3世代の販売を開始(6グレード)。 | 公式リリース |
| 2025年9月9日 | 2025年28週以降生産のTiguanの仕様変更(エンブレム、R-Lineのホイール)と、メーカー希望小売価格・オプション体系の改定。 | 公式リリース |
| 2025年12月19日 | 2026年1月1日から、Tiguanを含む一部モデルのメーカー希望小売価格を平均約1.5%改定すると発表。 | 公式リリース |
※2026年の公式プレスリリース一覧(2026/10/07確認)に、Tiguanの価格改定や仕様変更の発表は見当たりませんでした(2026年9月29日付で、次世代EV「ID. Tiguan」の世界初公開予告が掲載されています)。
税金・諸費用で公式に確認できること
維持費の総額は、保険料・走行距離・地域などで大きく変わるため、この記事では具体的な年間維持費は載せません。公的な情報で確認できる範囲は次のとおりです。
| 項目 | 内容 | 出典 |
|---|---|---|
| 自動車税(種別割) | 1.5L eTSI(1,497cc)は「1リットル超〜1.5リットル以下」の区分で、自家用乗用車・令和元年(2019年)10月1日以後の初回新規登録の標準税率は年額30,500円。2.0L TDI(1,968cc)は「1.5リットル超〜2リットル以下」の区分で年額36,000円(グリーン化特例の適用を受けない標準税率)。 | 東京都主税局 |
| 自動車税環境性能割 | 令和8年(2026年)3月31日をもって廃止(東京都主税局の案内)。 | 東京都主税局 |
| 自動車重量税・リサイクル料金・諸費用 | 車両重量・登録時期・グレードで変わるため、具体額はこの記事では載せません。見積書で確認してください。 | — |
自動車税は毎年4月1日時点の所有者に課税されます。税額の一覧は自動車税の税額表、車検費用の全体像は普通車の車検費用の記事で整理しています。
グレード選びの目安と購入前チェック
グレード選びの目安(当サイトの整理)
- eTSI Active(4,949,000円):最も安いグレード。運転支援は標準でそろうが、LEDマトリックスヘッドライト”IQ.LIGHT” HDやシートのリラクゼーション機能はElegance以上。
- eTSI Elegance(5,584,000円):Activeとの差額は635,000円。IQ.LIGHT HD、18インチ、”Discover Pro Max”、空気圧式リラクゼーション機能、前後席シートヒーターなどが加わる。
- R-Line(eTSI 6,014,000円/TDI 6,664,000円):専用エクステリア、専用ファブリックシート、20インチ、DCC Pro(eTSIも標準)。
- TDI 4MOTION:142kW/193PS・400N·mのディーゼルと4WD。WLTC総合15.1km/L(eTSIは15.6km/L)。同グレードのeTSIとの差額は、Activeで760,000円、Eleganceで760,000円、R-Lineで650,000円(公式価格から当サイトが計算)。
購入前のチェックリスト
- 見積りでは、ラグジュアリーパッケージ(253,000円)、レザーシートパッケージ、有償ボディカラーの合計金額と、パッケージの前提条件(単体選択不可)を確認する。
- 全長4,545mm前後・全幅1,840〜1,860mm。機械式駐車場に入れる場合は、サイズ・重量制限を事前に確認する。
- ディーゼル車は軽油、eTSIは無鉛プレミアムガソリン。燃料の種類と価格は購入前に確認する。
- 下取り車がある場合は、複数の査定を取って比較する(車売却の基本)。
- 先代(第2世代)の中古車も候補にするならTiguan中古車完全ガイドを参照。
値引き交渉の進め方はTiguan値引き記事にまとめています。値引き額や相場は店舗・時期で大きく変わるため、この記事では金額を示しません。
よくある質問
Q. 現行のTiguanはいつ発売されましたか?
第3世代の新型Tiguanは、2024年11月19日に販売が始まりました(7年ぶりのフルモデルチェンジ。公式プレスリリース)。
Q. 「2024年モデル」のTiguanと現行は同じですか?
2024年に切り替わった第3世代が現行です。先代(第2世代)の情報は現行の価格表には載っていません。先代は中古車として探すことになるため、中古車完全ガイドをご覧ください。
Q. ディーゼルや4WDはありますか?
あります。2.0L TDI(142kW/193PS)と4MOTION(フルタイム4WD)の組み合わせで、Active、Elegance、R-Lineの各グレードに設定されています。eTSIは1.5LのFWDです。
Q. ラゲージスペースの広さは?
公式の諸元表では652L(後席を倒した場合1,650L)です(VDA方式)。
Q. 環境性能割はかかりますか?
東京都主税局の案内によると、自動車税環境性能割は2026年3月31日で廃止されています。自動車税(種別割)や自動車重量税は引き続きかかります。
Q. 自分の車がリコールの対象か調べるには?
車台番号を用意して、フォルクスワーゲンのリコール関連情報で確認できます。国土交通省の「自動車のリコール・不具合情報」でも検索できます。
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出典と確認状況
この記事は、以下の公式情報等の記載(2026/10/07確認)にもとづいています。価格・グレード・装備は変更されることがあります。購入前に、最新情報を公式サイトと販売店でご確認ください。
- Tiguan 公式モデルページ/見積りシミュレーション/カタログ/主要装備・諸元表PDF(2025年28週以降)
- プレスリリース:5モデル同時発表(2024/07/03)/予約注文受付(2024/09/13)/新型Tiguan販売開始(2024/11/19)/仕様変更・価格改定(2025/09/09)/価格改定(2025/12/19)/新型ティグアン ユーロNCAP5つ星(Euro NCAP)
- 東京都主税局 自動車税/東京都主税局 環境性能割
この記事で確認できなかった点:JNCAPなどの日本での公的な安全評価、レザーシートパッケージの価格、TDI R-Lineの車両重量(公式諸元表の列が結合されているため割愛)、色ごとの有償オプション価格、2026年1月の改定以降の価格変更の有無、自動車重量税の具体額、実燃費、年間維持費、下取り相場、競合車との価格比較。これらは公式情報で裏付けが取れていないため、本文には載せていません。
アイキャッチ画像: Volkswagen Tiguan III by Alexander-93, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons


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