メルセデス・ベンツ「Sクラス」は、同社のフラッグシップセダンです。メルセデス・ベンツ日本の公式プレスリリースによると、現行のW223型は2021年1月に日本で発表され(8年ぶりのフルモデルチェンジ)、2026年6月11日には「過去最大規模」とされる大幅改良を受けた新型Sクラスの予約注文受付が始まりました。続いて2026年9月15日に「S 500 4MATIC(ISG)」「S 500 4MATIC long(ISG)」が追加されています。公式プライスリスト(2026/10/07確認)の【MP202701】は、S 450 d 4MATIC(ISG)の15,980,000円から、S 580 4MATIC long(ISG)の23,650,000円までの4モデルです。この記事では、メルセデス・ベンツ日本の公式サイト・プライスリスト・カタログ(Digital Info)・プレスリリースで確認できた内容だけを使い、モデルと価格、スペックとWLTC燃費、2026年の大幅改良の内容、安全装備、沿革、税金の見方までをまとめます。なお、メルセデス・マイバッハ Sクラスは別のモデルで、この記事では扱いません。
📌 この記事について
2026/10/07時点のメーカー公式情報をもとに、全面的に作り直しました。以前の版は「2024年モデル」として書かれており、公式情報で確認できない記述(利用者の感想・実燃費・維持費や下取り額の具体額など)を含んでいたため、公式で裏付けの取れた内容だけを載せています。価格や装備は変更されることがあるため、購入前に必ず最新の公式情報と販売店の見積りで確認してください。
📋 この記事でわかること
Sクラスのモデルと価格
メルセデス・ベンツ日本の公式プライスリスト(2026/10/07確認)の【MP202701】に載っているメーカー希望小売価格(消費税込み)です。MPはメルセデス・ベンツ日本が使うモデル識別コードです。全車に右ハンドル・左ハンドルの設定があり、4MATIC(四輪駆動)・9速ATです。
| モデル名 | パワートレイン | 価格(税込) |
|---|---|---|
| S 450 d 4MATIC(ISG) | 3.0L直列6気筒ディーゼル | 15,980,000円 |
| S 500 4MATIC(ISG) | 3.0L直列6気筒ターボ(ガソリン) | 17,080,000円 |
| S 500 4MATIC long(ISG) | 3.0L直列6気筒ターボ(ガソリン) | 21,360,000円 |
| S 580 4MATIC long(ISG) | 4.0L V型8気筒ツインターボ(ガソリン) | 23,650,000円 |
※価格にはオプション、付属品、税金(消費税を除く)、保険料、登録等に伴う諸費用は含まれません。リサイクル料金が別途必要です。メーカー希望小売価格は参考価格で、販売店が独自に価格を定めています(公式の注記)。S 580 4MATIC longは2026年6月のリリース時点では型式申請中の予定価格でした(2026年9月15日のリリースで、同じ23,650,000円が掲載)。
モデル間の価格差(公式価格から当サイトが計算)
| 比較 | 価格差(税込) | 主な違い(公式のカタログ・リリースから) |
|---|---|---|
| S 450 d → S 500(ともにスタンダードボディ) | +1,100,000円 | ディーゼルから3.0L直列6気筒ターボ(449PS)へ |
| S 500 → S 500 long | +4,280,000円 | ホイールベース3,105mm→3,215mm(+110mm)、全長5,195mm→5,305mmなど |
| S 500 long → S 580 long | +2,290,000円 | 3.0L直列6気筒(449PS)から4.0L V型8気筒(537PS)へ |
スペックとWLTC燃費
メルセデス・ベンツ日本の公式Sクラスのカタログ(Digital Info)PDF(2026年9月15日版、【MP202701】)の主要諸元表から整理しました(寸法の括弧内はAMGラインパッケージ装着時など、公式のカタログの注記に従う)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車両型式 | S 450 d:3CA-223025/S 500:5AA-223064/S 500 long:5AA-223164/S 580 long:5AA-223177 |
| エンジン | S 450 d:656M型 直列6気筒ディーゼル 2,988cc、270kW(367PS)/4,000rpm、750N·m/1,350〜2,800rpm(軽油・76L)。S 500:256型 直列6気筒ターボ 2,996cc、330kW(449PS)/5,500〜6,100rpm、600N·m/2,200〜5,000rpm(プレミアムガソリン・76L)。S 580:177型 V型8気筒 3,982cc、395kW(537PS)/5,500〜6,100rpm、750N·m/2,500〜4,500rpm |
| ISG(マイルドハイブリッド) | 全モデルに交流同期電動機(EM0023/EM0024):定格出力10kW、最高出力17kW、最大トルク205N·m、リチウムイオン電池(公式リリースも「全てのエンジンに17kWのISG」と記載) |
| 全長×全幅×全高 | S 450 d・S 500:5,195mm(5,205mm)× 1,920mm(1,930mm)× 1,505mm/long:5,305mm(5,315mm)× 1,920mm(1,930mm)× 1,505mm |
| ホイールベース | スタンダード:3,105mm/long:3,215mm |
| 最低地上高(社内測定値) | スタンダード:115mm/long:130mm |
| 荷室容量(VDA方式) | S 450 d:510L/S 500:530L/S 500 long・S 580 long:500L(括弧内の値は別仕様) |
| 車両重量 | S 450 d:2,200kg/S 500:2,140kg/S 500 long:2,220kg/S 580 long:2,300kg(オプション装着時は増加) |
| 最小回転半径/乗車定員 | スタンダード5.4m、long 5.5m/5名 |
| タイヤ(前/後) | 255/45R19(スタンダード)。オプションで20インチ・21インチ(公式のカタログの注記) |
WLTCモード燃費(国土交通省審査値)
| モデル | 総合(km/L) | 市街地 | 郊外 | 高速道路 | 満タンの理論上の距離(計算) |
|---|---|---|---|---|---|
| S 450 d 4MATIC(ISG) | 13.5 | 8.5 | 14.4 | 17.0 | 約1,030km |
| S 500 4MATIC(ISG) | 11.6 | 7.7 | 11.9 | 14.5 | 約880km |
| S 500 4MATIC long(ISG) | 11.5 | 7.7 | 11.8 | 14.4 | 約870km |
| S 580 4MATIC long(ISG) | 8.4 | 5.0 | 9.0 | 11.2 | 約640km |
※燃費は公式カタログ(Digital Info)の値です。右端は「燃料タンク容量76L × WLTC総合燃費」を当サイトが計算し、10km単位に丸めた参考値で、実際に走れる距離を示すものではありません。燃料消費率は定められた試験条件での値で、運転状況・環境で変わります。この記事では実燃費は載せていません。
2026年の大幅改良の主な内容
メルセデス・ベンツ日本の公式プレスリリース(2026年6月11日、2026年9月15日)から整理した、2026年の新型Sクラスの主な内容です。
- 位置づけ:1886年の自動車特許から140周年の集大成として、モデル史上最大規模の大幅改良(2026年1月29日にドイツ本社で発表)。S 450 dの予約注文は2026年6月11日開始、S 580 long の発表と納車は9月以降の予定とリリースに記載
- エクステリア:従来比約20%拡大したラジエーターグリル(クロームルーバーを3本から4本へ)、Sクラス初のイルミネーテッドラジエターグリル、スターデザインをあしらったDIGITALライト、新デザインのリアコンビネーションランプ
- インテリア:新設計のインストルメントパネル・ドアトリム・センターコンソール。標準装備の「MBUXスーパースクリーン」(メディアディスプレイ14.4インチ、助手席用ディスプレイ12.3インチ)、デジタル・ベント・コントロール、電動フィルターによる空気清浄
- ソフトウェア:メルセデス独自開発のOS「MB.OS」、第4世代MBUX(Google Mapsベースのナビゲーション、生成AIを活用したバーチャルアシスタントなど。公式リリースに記載)。OTA(無線)アップデートに対応
- パワートレイン:S 450 dは新型6気筒クリーンディーゼル(OM 656 Evo)で、電気加熱式触媒コンバーターを量産車として初採用。S 500は定格トルクを最大600N·mに向上した直列6気筒ガソリン(M 256 Evo)
- シャシー・ライト:インテリジェントダンパー付きAIRMATICサスペンション、マイクロLED技術の新世代DIGITALライト(最大40%の照度向上・欧州仕様参考値)
- パーソナライゼーション:MANUFAKTUR Made to Measure(外装色100色以上、内装色400色以上の選択)を初導入
- 保証:新車購入から3年間・走行距離無制限の「メルセデス・ケア」(一般保証修理、定期メンテナンス、24時間ツーリングサポート)が適用
※標準装備とオプションの区分は、モデル・MPごとに異なります(リリースの注記に「S 500 4MATIC(ISG)はオプション設定」などの記載が多数あります)。購入時は、販売店の見積書と最新のカタログで確認してください。
安全装備
メルセデス・ベンツ日本の公式プレスリリース(2026年9月15日)に記載されている、安全装備・運転支援の主な内容です。
- MB.DRIVE/MB.DRIVE ASSIST(標準装備):10台の外部カメラ(発表時点の日本仕様では2台は使用していない)、5台のレーダーセンサー、12台の超音波センサーによる運転支援。ディスタンスアシスト・ディストロニック、ステアリングアシスト、レーンチェンジアシストなどを含む
- MB.DRIVE PARKING ASSIST/PARKING ASSIST 360:360°カメラシステムのサラウンドビュー表示、リムプロテクション警告(駐車支援)
- PRE-SAFE インパルス(前面衝突被害軽減機能)を全車標準化。前席のPRE-SAFE インパルスサイドは側面衝突の直前に展開。後席のリアベルトバッグ(全モデルにオプション)、クッションエアバッグ(S 500 4MATIC longにオプション)などで最大15個のエアバッグを搭載可能
- E-ACTIVE BODY CONTROL:S 500 4MATIC longにオプション設定(側面衝突時に車高を上げて衝撃荷重を車体下部に分散)
運転支援システムは運転者の判断を補助するもので、システムだけに頼った運転は避けるよう公式リリースにも記載されています。JNCAPやユーロNCAPによる新型Sクラスの公的な安全評価は、今回の調査では確認できなかったため載せていません。
沿革(メルセデス・ベンツ日本の公式プレスリリース)
メルセデス・ベンツ日本の公式プレスリリースで確認できた主な動きです(2026/10/07確認)。
| 年月日 | 内容(要約) | 出典 |
|---|---|---|
| 2021年1月28日 | 新型Sクラス(W223)を発表・発売。8年ぶりのフルモデルチェンジ(先代は2013年発表、累計販売台数は世界で50万台超とリリースに記載)。当時は3.0L直列6気筒ディーゼル「OM656」搭載のS 400 d 4MATICなどを設定。 | 公式リリース |
| 2026年6月11日 | 大幅改良した新型Sクラスを発表。S 450 d 4MATIC(ISG)の予約注文受付を開始(15,980,000円)。S 580 4MATIC longは23,650,000円(予定)。 | 公式リリース |
| 2026年9月15日 | 「S 500 4MATIC(ISG)」「S 500 4MATIC long(ISG)」を追加して発売。同日、新型「メルセデス・マイバッハSクラス」も発売。 | 公式リリース |
※2021年から2026年までの途中の仕様変更・価格改定の詳細は、今回の調査では公式の資料で確認できていません。
税金・諸費用で公式に確認できること
維持費の総額は、保険料・走行距離・地域などで大きく変わるため、この記事では具体的な年間維持費は載せません。公的な情報で確認できる範囲は次のとおりです。
| 項目 | 内容 | 出典 |
|---|---|---|
| 自動車税(種別割) | S 450 dの2,988ccと、S 500の2,996ccは「2.5リットル超〜3リットル以下」の区分で、自家用乗用車・令和元年(2019年)10月1日以後の初回新規登録の標準税率は年額50,000円。S 580の3,982ccは「3.5リットル超〜4リットル以下」の区分で年額65,500円。 (グリーン化特例の適用を受けない標準税率) | 東京都主税局 |
| 自動車税環境性能割 | 令和8年(2026年)3月31日をもって廃止(東京都主税局の案内)。 | 東京都主税局 |
| 自動車重量税・リサイクル料金・諸費用 | 車両重量・登録時期・グレードで変わるため、具体額はこの記事では載せません。見積書で確認してください。 | — |
自動車税は毎年4月1日時点の所有者に課税されます。税額の一覧は自動車税の税額表、車検費用の全体像は普通車の車検費用の記事で整理しています。
モデル選びの目安と購入前チェック
モデル選びの目安(当サイトの整理)
- S 450 d:最安のモデル(15,980,000円)。ディーゼルで燃料は軽油。WLTC燃費は13.5km/Lと4モデルで最も良い。
- S 500/S 500 long:449PSの3.0L直列6気筒ガソリン。longはホイールベースが110mm長く、後席の居住性を重視する人向け(+4,280,000円)。
- S 580 long:537PSのV型8気筒。23,650,000円。WLTC燃費は8.4km/L。
- 納期:2026年6月の発表時点で、納車は9月以降の予定とリリースに記載。最新の納期は販売店で確認する。
購入前のチェックリスト
- 見積りでは、AMGラインパッケージ、ベーシックパッケージ・プラスなどのパッケージオプション、MANUFAKTURカラー、リアベルトバッグなどの価格と装着条件を確認する。
- 全長5,195mm(long 5,305mm)・全幅1,920mm。機械式駐車場に入れる場合は、サイズ・重量制限(車重2.1〜2.3トン)を事前に確認する。
- 下取り車がある場合は、複数の査定を取って比較する(車売却の基本)。
- 輸入車の中古車も候補にするならSクラス中古車完全ガイドを参照。
値引き交渉の進め方はSクラス値引き記事にまとめています。値引き額や相場は店舗・時期で大きく変わるため、この記事では金額を示しません。
よくある質問
Q. Sクラスの価格はいくらですか?
メルセデス・ベンツ日本の公式プライスリスト(2026年10月7日確認)の【MP202701】では、S 450 d 4MATIC(ISG)が15,980,000円、S 500 4MATIC(ISG)が17,080,000円、S 500 4MATIC long(ISG)が21,360,000円、S 580 4MATIC long(ISG)が23,650,000円です(消費税込み)。
Q. 「2024年モデル」のSクラスは今も買えますか?
Sクラスは2021年に発表された現行世代(W223)が、2026年6月に大幅改良を受けています。現在の公式価格・モデルは、この記事の内容が最新です。2024年当時のモデル(S 450 4MATIC、S 580 4MATIC longなど)とは、パワートレイン・価格が異なります。
Q. ガソリンとディーゼルはどちらがおすすめ?
当サイトでは優劣を断定しません。公式カタログのWLTC燃費は、S 450 d(ディーゼル)が13.5km/L、S 500が11.6km/Lです。使い方や好みで選んでください。
Q. ショートボディとlongの違いは?
公式カタログでは、ホイールベースがスタンダード3,105mm、long 3,215mm、全長が5,195mmと5,305mmです。S 500 4MATICとS 500 4MATIC longの価格差は4,280,000円です。
Q. 環境性能割はかかりますか?
東京都主税局の案内によると、自動車税環境性能割は2026年3月31日で廃止されています。自動車税(種別割)や自動車重量税は引き続きかかります。
Q. 自分の車がリコールの対象か調べるには?
車台番号を用意して、メルセデス・ベンツ日本の公式サイトのリコール情報で確認できます。国土交通省の「自動車のリコール・不具合情報」でも検索できます。
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出典と確認状況
この記事は、以下のメーカー公式サイト・公式プレスリリース等の記載(2026/10/07確認)にもとづいています。価格・グレード・装備は変更されることがあります。購入前に、最新情報を公式サイトと販売店でご確認ください。
- プライスリスト
- カタログ一覧
- Sクラス Digital Info(MP202701)PDF
- プレスリリース 2021/01/28
- プレスリリース 2026/06/11
- プレスリリース 2026/09/15
- 東京都主税局 自動車税
- 東京都主税局 環境性能割
この記事で確認できなかった点:2021年から2026年の間の価格改定・仕様変更の詳細、JNCAP・ユーロNCAPの評価、標準装備とオプションの正確な区分(モデルごと)、納期の最新状況、自動車重量税の具体額、実燃費、年間維持費、下取り相場、競合車との価格比較。これらは公式情報で裏付けが取れていないため、本文には載せていません。
アイキャッチ画像: Mercedes-Benz S-Class (W223) by Dinkun Chen, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons


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