ホンダ「ZR-V」は、2023年4月21日に発売されたミドルサイズSUVです(Honda公式ニュースリリース)。2026年3月27日の一部改良で、パワートレーンが2モーターハイブリッド「e:HEV」に統一され、特別仕様車「CROSS TOURING」が加わりました。Honda公式サイトのタイプ一覧(2026/10/07確認)には、「e:HEV X」「e:HEV Z」と、Zをベースにした特別仕様車「BLACK STYLE」「CROSS TOURING」が掲載され、全国メーカー希望小売価格は3,707,000円〜4,727,800円(税込)です。この記事では、Honda公式サイトの価格・主要諸元表・主要装備表とHonda公式ニュースリリースで確認できた内容だけを使い、価格、タイプの違い、燃費(WLTC)、安全装備、沿革、税金の見方までをまとめます。
📌 この記事について
2026/10/07時点のメーカー公式情報をもとに、全面的に作り直しました。以前の版は「2024年モデル」と題し、公式情報で確認できない記述(利用者の感想・実燃費・維持費や下取り額の具体額など)を含んでいたため、公式で裏付けの取れた内容だけを載せています。以前の版が前提にしていた1.5L VTECターボのガソリン車は、公式のタイプ一覧にはもう載っていません(詳しくは下の価格表の注記)。価格や装備は変更されることがあるため、購入前に必ず最新の公式情報と販売店の見積りで確認してください。
📋 この記事でわかること
ZR-Vのタイプと価格
Honda公式サイトのタイプ一覧(2026/10/07確認)と、2026年3月26日の公式ニュースリリース(「ZR-V」を一部改良して発売)に載っているメーカー希望小売価格(消費税込)です。
| タイプ | FF(税込)(WLTC総合km/L) | 4WD(税込)(WLTC総合km/L) | パワートレーン |
|---|---|---|---|
| e:HEV X | 3,707,000円(22.1) | 3,927,000円(20.8) | 2.0L直噴アトキンソンサイクル+2モーター |
| e:HEV Z | 4,307,600円(22.0) | 4,527,600円(20.5) | 同上 |
| e:HEV Z 特別仕様車 BLACK STYLE | 4,479,200円(22.0) | 4,677,200円(20.5) | 同上(e:HEV Zがベース) |
| e:HEV Z 特別仕様車 CROSS TOURING | 4,529,800円(22.0) | 4,727,800円(20.5) | 同上(e:HEV Zがベース) |
※全車5人乗り、電気式無段変速機、右ハンドル。公式の注記では、★印のボディカラー(e:HEV XとZの多くの色)は38,500円(消費税抜き35,000円)高、プレミアムクリスタルガーネット・メタリックは60,500円(同55,000円)高で、表示価格には含まれません。価格にはオプション、保険料、税金(消費税を除く)、登録などの諸費用、リサイクル料金は含まれません(応急パンク修理キットを装備し、スペアタイヤは装備なし)。特別仕様車の販売期間・台数の公式記載は確認できていません。
ガソリン車(1.5L VTECターボ)の扱い
2025年5月19日の公式ニュースリリース(「ZR-V」を一部改良して発売(2025年))の価格改定一覧には、e:HEVのほかに1.5L直噴VTECターボのガソリン車(X、Z)も載っていました(2025年7月3日発売時のFF価格はXが3,284,600円、Zが3,884,100円)。一方、2026年3月26日のリリースでは「パワートレーンをe:HEVに統一した」と説明され、価格表もe:HEVのみです。現在はガソリン車の新車の設定はない(公式サイトのタイプ一覧に載っていない)と読み取れますが、在庫車の有無などは販売店で確認してください。
価格の推移(公式リリースの記載)
| タイプ | 2025年7月改定前 | 2025年7月3日〜 | 現在(2026年3月26日のリリース、2026/10/07確認) |
|---|---|---|---|
| e:HEV X(FF) | 3,558,500円 | 3,634,400円 | 3,707,000円 |
| e:HEV X(4WD) | 3,778,500円 | 3,854,400円 | 3,927,000円 |
| e:HEV Z(FF) | 4,159,100円 | 4,235,000円 | 4,307,600円 |
| e:HEV Z(4WD) | 4,379,100円 | 4,455,000円 | 4,527,600円 |
※2025年の改定は、原材料価格や物流費の高騰に伴うものと公式ニュースリリースに記載されています。2026年3月の価格変更の理由は、リリースに記載がありません。
タイプ別の装備の違い
Honda公式の主要装備表にもとづき、タイプ選びで差が出る項目を整理しました(●標準、◎メーカーオプション)。
| 項目 | e:HEV X | e:HEV Z(BLACK STYLE/CROSS TOURINGを含む) |
|---|---|---|
| インフォテイメント | 8スピーカー(4スピーカー+4ツイーター)。Google搭載9インチHonda CONNECTディスプレー+ETC2.0はメーカーオプション | Google搭載9インチHonda CONNECTディスプレー+ETC2.0車載器●、BOSEプレミアムサウンドシステム(12スピーカー)● |
| シート | プライムスムース×ファブリック(タフティングタイプ)。パワーシートの設定なし | Z:本革シート、運転席8ウェイ/助手席4ウェイパワーシート●、ドライビングポジションメモリー●/BLACK STYLE:プライムスムース×ウルトラスエード/CROSS TOURING:本革シート(オレンジステッチ)、グレージュ内装 |
| ステアリング | プライムスムース | 本革巻き(スムースレザー)●、ステアリングヒーター● |
| ヘッドライト | フルLED(マニュアルレベリング) | フルLED(オートレベリング)、LEDアクティブコーナリングライト● |
| タイヤ/ホイール | 18インチ(225/55R18)ピューターグレー | Z:ベルリナブラック+切削/BLACK STYLE:ベルリナブラック+ダーク切削クリア/CROSS TOURING:マットブラック |
| その他 | シートヒーター・ワイヤレス充電器はメーカーオプション設定あり(タイプ・駆動で異なる) | ハンズフリーアクセス機能●、シートヒーター・ワイヤレス充電器は公式の装備表で標準/メーカーオプションをタイプ・駆動ごとに確認 |
※装備は公式の主要装備表の読み取りで、メーカーオプションはご注文時に申し受け(追加不可)、組み合わせによっては同時装着できない場合があります。2026年3月の一部改良で、e:HEV ZとBLACK STYLE、CROSS TOURINGにGoogle搭載9インチHonda CONNECTディスプレー、Power Delivery対応USB Type-C、前席フットアンビエントライトが加わった旨が公式リリースに記載されています。
パワートレインと燃費(WLTC)
Honda公式の主要諸元表にもとづく主要諸元です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 全長×全幅×全高×ホイールベース | 4,570mm × 1,840mm × 1,620mm × 2,655mm |
| 最低地上高/最小回転半径 | 190mm/5.5m |
| 乗車定員/車両重量 | 5名/e:HEV X:FF 1,560kg・4WD 1,610kg、e:HEV Z・特別仕様車:FF 1,580kg・4WD 1,630kg |
| エンジン | 直列4気筒 LFC 1.993L(直噴アトキンソンサイクル):最高出力104kW(141PS)/6,000rpm、最大トルク182N·m(18.6kgf·m)/4,500rpm。無鉛レギュラーガソリン、燃料タンク57L |
| モーター | 交流同期電動機 H4:最高出力135kW(184PS)/5,000-6,000rpm、最大トルク315N·m(32.1kgf·m)/0-2,000rpm。動力用主電池はリチウムイオン電池 |
| トランスミッション/駆動 | 電気式無段変速機/FFまたは4WD(リアルタイムAWD) |
| タイヤ/サスペンション | 225/55R18/前:マクファーソン式、後:マルチリンク式 |
WLTCモード燃費(国土交通省審査値)
| タイプ | 総合(km/L) | 市街地 | 郊外 | 高速道路 | 満タンの理論上の距離(計算) |
|---|---|---|---|---|---|
| e:HEV X FF | 22.1 | 22.0 | 23.6 | 21.3 | 約1,260km |
| e:HEV X 4WD | 20.8 | 20.0 | 21.7 | 20.6 | 約1,190km |
| e:HEV Z・特別仕様車 FF | 22.0 | 22.7 | 23.7 | 20.7 | 約1,250km |
| e:HEV Z・特別仕様車 4WD | 20.5 | 20.4 | 21.3 | 20.1 | 約1,170km |
※燃費は公式の主要諸元表の値です。右端は「燃料タンク容量57L × WLTC総合燃費」を当サイトが計算し、10km単位に丸めた参考値で、実際に走れる距離を示すものではありません。燃料消費率は定められた試験条件での値で、気象・渋滞・運転方法で変わります。この記事では実燃費は載せていません。
安全装備と運転支援
Honda公式の主要装備表で、ZR-Vの全タイプに標準とされている主な安全装備です。
- Honda SENSING:衝突軽減ブレーキ(CBMS)、誤発進抑制機能、後方誤発進抑制機能、近距離衝突軽減ブレーキ、歩行者事故低減ステアリング、路外逸脱抑制機能、渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)、車線維持支援システム(LKAS)、トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)、先行車発進お知らせ機能、標識認識機能、オートハイビーム、ブラインドスポットインフォメーション、パーキングセンサーシステム
- 衝突安全:運転席用・助手席用i-SRSエアバッグシステム、前席用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム(前席/後席対応)、頚部衝撃緩和フロントシート、前3点式ロードリミッター付プリテンショナーELRシートベルト、後席3点式ELRシートベルト(中央席含む)、ISOFIX/i-Size対応チャイルドシート取付金具
- その他:ドライバー注意喚起モニター、アジャイルハンドリングアシスト、EBD付ABS、VSA、ヒルスタートアシスト機能、ヒルディセントコントロール、電動パーキングブレーキ、オートブレーキホールド機能、緊急事態に備える車両接近通報装置など
e:HEV Z以上では、急アクセル抑制機能、アダプティブドライビングビーム、後退出庫サポート、LEDアクティブコーナリングライトが標準で、マルチビューカメラシステムはメーカーオプションです(公式の主要装備表)。運転支援は運転者の判断を補助するもので、あらゆる状況で事故を防げるものではありません。日本のJNCAPによるZR-Vの評価は、今回の調査では確認できていません。
沿革(Honda公式ニュースリリース)
Hondaのニュースルームで確認できた、ZR-Vに関わる主な動きです(2026/10/07確認)。
| 年月日 | 内容(要約) | 出典 |
|---|---|---|
| 2022年11月17日 | 新型SUV「ZR-V」を2023年4月21日に発売すると発表。開発コンセプトは「異彩解放」。 | 公式リリース |
| 2023年4月21日 | ZR-Vを発売(ガソリン車とe:HEV)。 | 公式リリース |
| 2023年10月12日 | 特別仕様車「BLACK STYLE」を2024年夏に発売すると発表し、先行受注を開始。 | 公式リリース |
| 2025年5月19日 | 一部改良(新たな外装塗料の採用)と、原材料価格・物流費の高騰に伴う価格改定を発表。2025年7月3日発売、5月29日から受注開始。 | 公式リリース |
| 2026年3月26日 | 一部改良を発表(3月27日発売)。パワートレーンをe:HEVに統一、特別仕様車「CROSS TOURING」を新設定。e:HEV Z系にGoogle搭載9インチHonda CONNECTディスプレーを採用。BLACK STYLEはハニカムパターン・フロントグリルに変更。 | 公式リリース |
税金・諸費用で公式に確認できること
維持費の総額は、保険料・走行距離・地域などで大きく変わるため、この記事では具体的な年間維持費は載せません。公的な情報・公式の記載で確認できる範囲は次のとおりです。
| 項目 | 内容 | 出典 |
|---|---|---|
| 自動車税(種別割) | ZR-V e:HEV(1.993L)は「1.5リットル超〜2リットル以下」の区分で、自家用乗用車・令和元年(2019年)10月1日以後の初回新規登録の標準税率は年額36,000円(グリーン化特例の適用を受けない標準税率)。 | 東京都主税局 |
| 自動車税環境性能割 | 令和8年(2026年)3月31日をもって廃止(東京都主税局の案内)。 | 東京都主税局 |
| 自動車重量税・リサイクル料金・諸費用 | 車両重量・登録時期・グレードで変わるため、具体額はこの記事では載せません。見積書で確認してください。 | — |
自動車税は毎年4月1日時点の所有者に課税されます。税額の一覧は自動車税の税額表、車検費用の全体像は普通車の車検費用の記事で整理しています。公式サイトには「ZR-Vはエコカー減税対象車です」との記載があります(優遇額の試算は公式のエコカー減税サイトを参照)。
タイプ選びの目安と購入前チェック
タイプ選びの目安(当サイトの整理)
- e:HEV X(3,707,000円〜):最も安いタイプ。WLTC総合22.1km/L(FF)。Google搭載ディスプレーやパワーシートなどはZ以上。
- e:HEV Z(4,307,600円〜):Xとの差額は600,600円(FF)。Google搭載9インチディスプレー、BOSE 12スピーカー、本革シート、パワーシート、ステアリングヒーター、ハンズフリーアクセスなどが標準。
- BLACK STYLE(4,479,200円〜)/CROSS TOURING(4,529,800円〜):Zをベースに専用外装・内装を加えた特別仕様車(Zとの差額はFFで171,600円/222,200円)。
- 4WD:各タイプ+198,000〜220,000円(公式価格から当サイトが計算)。WLTC総合燃費は約1.3〜1.5km/L低い。
購入前のチェックリスト
- Honda公式サイトには「工場出荷時期目処につきまして」のお知らせがあり、納期は販売店ごとに異なる。
- 見積りでは、★印のボディカラー(38,500円)、メーカーオプション(ワイヤレス充電器など)、ディーラーオプションの合計を確認する。
- 全長4,570mm・全幅1,840mm・全高1,620mm。機械式駐車場に入れる場合はサイズ・重量制限を事前に確認する。
- ガソリン車を希望する場合は、新車の設定がない(公式のタイプ一覧に載っていない)ため、中古車または在庫を販売店で確認する。
- 下取り車がある場合は、複数の査定を取って比較する(車売却の基本)。
- 中古車も候補にするならZR-V中古車完全ガイドを参照。
値引き交渉の進め方はZR-V値引き記事にまとめています。値引き額や相場は店舗・時期で大きく変わるため、この記事では金額を示しません。
よくある質問
Q. ZR-Vはいつ発売されましたか?
2023年4月21日に発売されました(Honda公式ニュースリリース)。その後、2025年7月3日と2026年3月27日に一部改良が行われています。
Q. ガソリン車はまだありますか?
2026年3月26日の公式リリースで、パワートレーンをe:HEVに統一したと説明されています。公式サイトのタイプ一覧にはe:HEVのタイプだけが載っています。
Q. 「2024年モデル」のZR-Vと何が変わりましたか?
2025年7月に新外装塗料の採用と価格改定、2026年3月にe:HEVへの統一、Google搭載ディスプレーの採用、特別仕様車CROSS TOURINGの新設定などが行われています(公式リリース)。
Q. 4WDはありますか?
あります。e:HEVの全タイプにFFと4WDが設定されています(4WDは各タイプ+198,000〜220,000円)。
Q. 環境性能割はかかりますか?
東京都主税局の案内によると、自動車税環境性能割は2026年3月31日で廃止されています。自動車税(種別割)や自動車重量税は引き続きかかります。
Q. 自分の車がリコールの対象か調べるには?
車台番号を用意して、Honda公式サイトのリコール情報で確認できます。国土交通省の「自動車のリコール・不具合情報」でも検索できます。
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出典と確認状況
この記事は、以下の公式情報等の記載(2026/10/07確認)にもとづいています。価格・グレード・装備は変更されることがあります。購入前に、最新情報を公式サイトと販売店でご確認ください。
- Honda ZR-V/タイプ一覧/主要諸元表PDF/主要装備表PDF
- Honda公式ニュースリリース:ZR-V発売発表(2022/11/17)/BLACK STYLE先行受注(2023/10/12)/一部改良・価格改定(2025/05/19)/一部改良・CROSS TOURING(2026/03/26)
- 東京都主税局 自動車税/東京都主税局 環境性能割
この記事で確認できなかった点:JNCAPなどの公的な安全評価、特別仕様車の販売期間・台数、2026年3月の価格変更の理由、ガソリン車の在庫状況、メーカーオプションの個別価格、納期、自動車重量税の具体額、実燃費、年間維持費、下取り相場、競合車との価格比較。これらは公式情報で裏付けが取れていないため、本文には載せていません。


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