タイヤのパンクが大事故になる前に定期点検で未然に防ぐ!

タイヤ

ここでは定番トラブルの筆頭にもあるタイヤのパンクバーストを未然に防ぐための定期点検について記載しています。
タイヤのパンクは大事故につながりかねないため、タイヤの点検は欠かさずに行いましよう。

バッテリー上がりの次に多いパンクトラブル

 JAFの出動理由でバッテリー上がりの次に多いのが、タイヤにまつわるトラブルです。なかでも怖いのは高速道路でタイヤがバーストするケースです、周りのクルマを巻き込んでの大惨事に繋がったらと考えるだけで背筋がゾッとするはずです。

また、タイヤの摩耗が進むと雨天時にスリップしやすくなりますし、空気圧が適正でないとクルマの直進性やハンドリングに悪影響を及ぼします。タイヤは唯一、路面と接している部分なだけに、どの部分よりもしっかり点検しておくべき最重要の点検項目と言ってもいい過ぎではありません。

タイヤチェックのポイント

 タイヤをチェックする際は、まずトレッドの摩耗はもちろんのことひび割れや片減りなどをチェックします。スリップサインが出たタイヤで走ることは法令で禁されていますし、経年劣化が進んでゴムが硬化するとタイヤは本来の性能を発揮できなくなります。たとえ溝が残っていても、賞味期限を過ぎたタイヤは新品に交換しておきたいところです。

 また、ちゃんと点検していても道端に落ちていたクギを拾うなど、不可抗力によってバンクに見舞われる恐れもあります。そんな時のために覚えておきたいのがタイヤ交換のしかたです。

スペアタイヤへの交換がスムーズにできれば、不意のアクシデントにも慌てずに済みます。今回は正しいタイヤ交換の手順と注意点を紹介していくのでしっかりとマスターして頂ければと思います。

こんな症状に注意が必要です!

スリップサインが出たら

 トレッドパターンの太い溝の中をよく見ると、一段高くなっている部分がある。それがスリップサインと呼ばれるもので、摩耗が進んでくるとこの部分が路面に接するようになると残りの溝が法令で定められた最低ラインの1.6mmに達したというサインです。これが出たクルマで走ることは法令で禁止されていますし、なによりも自他ともに危険な状態です!
タイヤのサイド部にはスリップサインの位置を示す矢印が計6箇所に刻印されています。

タイヤの異常摩耗

 外側から見ただけでは大丈夫そうに見えても、じつは激しく内減りしていたなんてというケースもあります。片減りが進んだあげく、内部のワイヤーが出てくることもあるので。アライメントが狂っていたり、ローダウンしている車両は要注意です。リンク先にある写真のような状態では早急なタイヤ交換が必要です。

消耗期限が過ぎている

 角(ショルダー)がひび割れているのもNGです。経年劣化によってゴムが硬化している証拠で、本来のグリップ性能が期待できない状態です。ちなみにタイヤの製造時期は多くの場合タイヤ側面(サイドウォール)に刻印されています。写真の4つの数字がそれです。0812と刻印されていれば2012年の8週目に製造されたことを示しています。例え溝が残っていても製造から4〜5年経過したタイヤは新品に交換したいです。

クギが刺さってしまったら

 路上に落ちているクギを踏んでタイヤの表面に刺さってしまうと、空気が抜ける原因になります。当然ですが早急なパンク修理が必要になります。ちなみに、悪意のあるイタズラなどによりショルダー部にクギが打ちこまれるとパンク修理ができないこともあるので覚えておきましょう。

最低限、知っておきたいスペアタイヤにまつわる基礎知識

保管場所

 トランクのフロアマット下に収納されてることが多いスペアタイヤ(テンパータイヤ)ですが、近頃は軽量化やスペース確保のためにこれを装備しないクルマも増えているようです。その代わりに応急修理セットを搭載していたり、パンクしても一定距離を走れるランフラットタイヤが使用されています。

タイヤサイズ

 スペアタイヤ(テンパータイヤ)はあくまでも緊急用です。タイヤの幅も狭いので長距離走行には不向きで、安全に走行できる距離は100km程度といわれてます。あくまで緊急用なので、ふつうのタイヤのようにスピードを出すのもご法度です。FFではリヤに装着するべきで、どうしてもフロントに装着せざるを得ない場合は直進性やブレーキ性能や著しくダウンするので要注意が必要です。

装着時の注意点

 スペアタイヤの工ア圧はふつうタイヤよりも高めの設定。いざという時のために、定期的に空気圧をチェックしておくことを心掛けたいものです。また、スペアタイヤはできる限り、負担が大きい駆動輪には装着しないほうが良いと言われています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました