ガソリンと軽油の誤給油、気づいたらどうする?正しい対処法

ガソリンスタンドのセルフ給油で、うっかり違う種類の燃料を給油してしまう「誤給油」のトラブルは、今でも後を絶ちません。ガソリン車に軽油を入れてしまった、あるいはディーゼル車にガソリンを入れてしまった場合、どう対処すればよいのでしょうか。JAF公式サイトの情報をもとに整理します。

📋 この記事でわかること

  • 誤給油で何が起きるのか
  • 誤給油に気づいたときの対処法
  • なぜ誤給油は起きるのか
  • ロードサービスの活用も選択肢
  • 予防のためにできること

誤給油で何が起きるのか

ガソリン車に軽油を入れてしまった場合

レギュラー・ハイオク仕様の車に軽油を給油してしまうと、エンジンの不調や、走行中のエンジン停止につながることがあります。軽油とガソリンでは燃焼特性が大きく異なるため、正常な燃焼ができなくなるためです。

ディーゼル車(軽油車)にガソリンを入れてしまった場合

軽油車にハイオク・レギュラーガソリンを給油してしまった場合は、より深刻です。ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプやインジェクター(ノズル)は軽油の潤滑性を前提に設計されているため、ガソリンが混入すると焼き付きなどの故障を起こし、噴射ポンプやノズルの交換が必要になるケースもあります。

誤給油に気づいたときの対処法

JAFによれば、誤給油に気づいた場合の基本原則は次の通りです。

  • エンジンを始動しない:誤った燃料が燃料系統に回ってしまうため、エンジンをかけてはいけません
  • 電源もオンにしない:燃料ポンプが作動する可能性があるため、キーをACC・ON位置にすることも避けます
  • その場でガソリンスタンドのスタッフに申し出る:給油直後であれば、その場で対応してもらえる場合があります
  • 安全な場所に車を止め、JAFなどのロードサービスに救援要請する:自力でどうにかしようとせず、専門の対応を依頼しましょう

誤った燃料が入った状態でエンジンをかけてしまうと、燃料が燃料ポンプやエンジン内部まで循環してしまい、被害が拡大します。気づいた時点ですみやかに燃料を抜き取り、必要に応じて燃料タンクの洗浄を行うことが重要です。

なぜ誤給油は起きるのか

セルフ式のガソリンスタンドでは、給油ノズルの色(レギュラーは赤、ハイオクは黄色、軽油は緑が一般的)や表示を確認しないまま、思い込みで給油してしまうことが誤給油の主な原因とされています。特にレンタカーや社用車など、普段乗り慣れていない車を運転する際に発生しやすい傾向があります。

ロードサービスの活用も選択肢

誤給油に気づいた際は、JAFのほか、加入している自動車保険に付帯するロードサービス(ロードアシスタンス特約)に連絡するという選択肢もあります。多くの保険会社のロードサービスは、燃料切れ時の給油対応だけでなく、走行不能時の応急処置・搬送費用の補償も行っています。

ただし、誤給油によるタンク内の燃料抜き取り・洗浄作業そのものを補償の対象とするかどうかは保険会社やプランによって扱いが異なるため、加入している保険で対応可能かどうかは、事前に確認しておくと万一の際にあわてずに済みます。

予防のためにできること

誤給油を防ぐためには、給油前に給油口付近や取扱説明書に記載された指定燃料の種類を必ず確認する習慣が有効です。特に、乗り慣れない車を借りたりレンタルしたりする際は、給油前に一呼吸置いて燃料の種類を確認することをおすすめします。

まとめ

誤給油に気づいたら、エンジンを始動せず、その場ですみやかにガソリンスタンドのスタッフに申し出るか、JAFなどのロードサービスに連絡することが被害を最小限に抑える鍵です。給油前に燃料の種類を確認する習慣をつけて、そもそも誤給油を起こさないようにすることが最も確実な対策です。

出典・免責

本記事は、JAF公式サイトの情報をもとに、一般的な対処法を整理したものです。実際のトラブル発生時の対応は、車両の状態や給油量によって異なるため、まずは給油したガソリンスタンドまたはJAFなどのロードサービスにご相談ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました