トヨタ カローラ ツーリングを選ぶとき、迷いやすいのがグレードの価格差、2WDとE-Fourの違い、そして特別仕様車ACTIVE SPORTの中身です。とくにACTIVE SPORTは、2026年5月に60周年記念仕様になりましたが、専用チューニングサスペンションが付くのは2WDだけという違いがあります。
この記事では、トヨタ公式サイトの「価格・グレード」「特別仕様車」「安全性能」ページ、主要諸元表(2026年5月版)、トヨタのニュースリリース、「工場出荷時期・納車時期の目処」、「リコール等情報」、東京都主税局の情報をもとに、現行モデルを整理します。YouTubeで反応のよかったショート動画の内容を、公式情報で確認し直して詳しくまとめたものです(確認日: 2026年10月17日)。
📋 この記事の要点
✔ 現行のカローラ ツーリングは全車1.8Lハイブリッドの5人乗り。メーカー希望小売価格(税込)は、X(2WD)244万7,500円、W×B(2WD)317万9,000円、特別仕様車ACTIVE SPORT(2WD)328万2,400円(2026年10月17日確認)
✔ XとW×Bの価格差は2WDで73万1,500円。ACTIVE SPORTはW×Bより10万3,400円高い(2WD・E-Fourとも同額)。E-Fourは全グレードで21万4,500円高い
✔ ACTIVE SPORTの専用チューニングサスペンションは2WDのみ(公式の記載)。専用バンパーや17インチのブラック塗装ホイールなど、ほかの特別装備は2WD・E-Fourの両方に設定されている
✔ 2026年5月12日の一部改良で、最安のXにスマートエントリーとナビレディパッケージが標準装備に。ただしXは画面付きのオーディオが標準ではなく、ブラインドスポットモニターなどはメーカーオプション
✔ 納期の目処は3〜4か月程度(トヨタ公式、2026年10月16日更新)。中古車は現行ハイブリッドの型式(ZWE219W・ZWE215W)でリコール5件・改善対策1件の届出が公式で確認できるので、車台番号で確認する
🎬 動画で見る(ショート)
この記事の元になった、かーぎーくんのショート動画です。動画では触れられなかった詳しい内容や条文・公式情報は、このあと記事で確認できます。
▶ YouTubeで見る(YouTube「くるまのかーぎーくん」)
1. 現行モデルと価格:グレード別・駆動方式別
カローラ ツーリングは、2019年9月17日に発売されたカローラシリーズのワゴンです(トヨタ ニュースリリース、2019年10月17日)。現在、公式サイトの価格・グレードに載っているのは1.8Lハイブリッド(2WD〈FF〉とE-Four)のX・G・W×Bと、特別仕様車ACTIVE SPORTで、乗車定員はすべて5名です。

📊 グレード別の価格(税込・2026年10月17日確認)
| グレード | 2WD(FF) | E-Four | 2WDとの差 |
|---|---|---|---|
| X | 2,447,500円 | 2,662,000円 | +214,500円 |
| G | 2,812,700円 | 3,027,200円 | +214,500円 |
| W×B | 3,179,000円 | 3,393,500円 | +214,500円 |
| 特別仕様車 ACTIVE SPORT | 3,282,400円 | 3,496,900円 | +214,500円 |
価格は税込のメーカー希望小売価格で、北海道・沖縄は価格が異なります。リサイクル料金・保険料・税金(消費税を除く)・登録料などは含まれず、実際の販売価格は販売店が定めます(公式の注記)。トヨタ公式の特別仕様車ページによると、リサイクル料金はカローラ ツーリングで12,100円(2026年5月時点)です。
📊 グレード間の価格差(公式の価格から計算)
| 比較 | 2WD | E-Four |
|---|---|---|
| X → G | +365,200円 | +365,200円 |
| G → W×B | +366,300円 | +366,300円 |
| X → W×B | +731,500円 | +731,500円 |
| W×B → ACTIVE SPORT | +103,400円 | +103,400円 |
2026年5月12日には、カローラ・カローラ ツーリングの一部改良が行われました(トヨタ ニュースリリース)。主な内容は、ボディカラーに「ニュートラルブラック」「エモーショナルレッドⅡ」を新設定したことと、Xグレードにスマートエントリーとナビレディパッケージを標準装備したことです。同時に、特別仕様車ACTIVE SPORTが60周年記念仕様にアップデートされました。
2. 特別仕様車ACTIVE SPORT:サスペンションは2WDだけ
ACTIVE SPORTは、2026年10月20日に誕生60周年を迎えるカローラシリーズを記念した特別仕様車です(トヨタ ニュースリリース、2026年5月12日)。公式の主要装備一覧表では、ベース車両はW×Bと示されており、価格はW×Bより10万3,400円高くなっています。
📜 トヨタ公式の記載(特別仕様車ページ・ニュースリリースより)
専用チューニングサスペンションは「2WDのみ」に採用。専用スプリングや新構造のショックアブソーバーなどを採用し、電動パワーステアリングも最適化することで、走りの楽しさと乗り心地のよさを同時に追求している(公式の説明の要約)。

📊 ACTIVE SPORTの主な特別装備(カローラ ツーリング)
| 項目 | 内容 | 設定 |
|---|---|---|
| 専用チューニングサスペンション | 専用スプリング・新構造のショックアブソーバー、電動パワーステアリングを最適化 | 2WDのみ |
| 専用デザインフロントバンパー・ロッカーモール | ニュートラルブラック塗装。ロッカーモールはACTIVE SPORTのロゴマーク付 | 2WD・E-Four共通 |
| 17インチアルミホイール | 215/45R17タイヤ、17×7½J。ブラック塗装(W×Bはダークグレーメタリック塗装) | 2WD・E-Four共通 |
| 60周年ロゴ | フロントフェンダー(左右)のステッカー、合成皮革巻きインストルメントパネル(レーザー加工のロゴ付) | 2WD・E-Four共通 |
| フロントスポーツシート | 合成皮革+ブランノーブ。ブラック×ダークグレー。運転席は除電スタビライジングプラスシート | 2WD・E-Four共通 |
| アルミペダル・グレーステッチ | 内装のアクセント | 2WD・E-Four共通 |
| ボディカラー | 特別設定色「ニュートラルブラック×アッシュ」(メーカーオプション) | 2WD・E-Four共通 |
つまり、E-FourのACTIVE SPORTでも、外観や内装の特別装備は2WDと同じですが、専用チューニングサスペンションは付きません。公式の資料には、E-Fourで設定しない理由は書かれていませんでした。専用サスペンションの味つけを重視するなら2WD、4WDの走破性や雪道での安心感を重視するならE-Four、と、駆動方式を先に決めるのが考え方の筋道になります。
3. X・G・W×Bの装備の違い
グレードごとの装備差は、トヨタ公式の主要諸元表・装備一覧表(2026年5月版)と、安全性能ページの記載から整理しました。

📊 グレード別の主な違い
| 項目 | X | G | W×B |
|---|---|---|---|
| ホイール/タイヤ | 15×6Jスチール(樹脂フルキャップ)/195/65R15 | 16×7Jアルミ/205/55R16 | 17×7½Jアルミ(ダークグレーメタリック塗装)/215/45R17 |
| オーディオ | ナビレディパッケージ(ディスプレイオーディオレス) | 8インチディスプレイオーディオ | 10.5インチディスプレイオーディオ |
| メーター | アナログメーター+4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ | 7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ | 12.3インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ |
| ヘッドランプ | 3灯式LEDヘッドランプ | 3灯式LEDヘッドランプ | Bi-Beam LEDヘッドランプ+LEDデイライト |
| シート | ノーマルシート[ファブリック] | ノーマルシート(上級)[ファブリック] | スポーティシート[合成皮革+レザテック] |
| ブラインドスポットモニター+安心降車アシスト | メーカーオプション(39,600円) | 標準 | 標準 |
| パーキングサポートブレーキ(後方接近車両) | メーカーオプション | 標準 | 標準 |
| バックガイドモニター | メーカーオプション | 標準 | 標準 |
Toyota Safety Senseは、プリクラッシュセーフティ(歩行者〈昼夜〉・自転車〈昼夜〉・自動二輪車〈昼〉検知機能付)、レーントレーシングアシスト、全車速追従機能付レーダークルーズコントロール、オートマチックハイビームなどが全グレードに設定されています(主要装備一覧表)。パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)も全車標準装備です。
4. 燃費・荷室・納期と購入時の費用
WLTCモード燃費

📊 WLTCモード燃費(国土交通省審査値)
| グレード・駆動 | 総合 | 市街地 | 郊外 | 高速道路 | 車両重量 |
|---|---|---|---|---|---|
| X(2WD) | 28.4km/L | 26.9 | 31.5 | 27.3 | 1,350kg |
| G(2WD) | 28.8km/L | 27.1 | 31.9 | 27.8 | 1,370kg |
| W×B(2WD) | 26.7km/L | 25.3 | 29.4 | 25.7 | 1,390kg |
| X(E-Four) | 26.7km/L | 25.0 | 28.9 | 26.2 | 1,400kg |
| G(E-Four) | 27.5km/L | 25.5 | 29.7 | 27.0 | 1,420kg |
| W×B(E-Four) | 24.9km/L | 23.5 | 26.6 | 24.4 | 1,440kg |
| ACTIVE SPORT(2WD / E-Four) | 26.7 / 24.9km/L | – | – | – | – |
ACTIVE SPORTの総合燃費は、公式の価格・グレードページに載っている値で、W×Bと同じです(市街地・郊外・高速道路別の値は、今回確認した公式資料では見つかりませんでした)。燃費は定められた試験条件での値で、使用環境や運転方法によって変わります。
荷室・寸法
公式の使い勝手のページによると、荷室容量は通常時392L、後席を倒した最大で802L(VDA法による社内測定値)です。スペアタイヤまたはアクセサリーコンセントを装着した車、E-Four車は荷室容量が異なると注記されていますが、その数値は確認できた公式資料には載っていませんでした。2WD車は、ラゲージ床面の高さを2段階に調節できます(スペアタイヤまたはアクセサリーコンセント装着車は一段式)。寸法は、全長4,495mm、全幅1,745mm、全高1,460mm、ホイールベース2,640mmです(主要諸元表)。
納期の目処
トヨタ公式「工場出荷時期・納車時期の目処について」(2026年10月16日更新)では、カローラ ツーリングは注文から工場出荷まで3〜4か月程度とされています。実際の納車時期は、生産状況や販売店の状況で変わります。
税金と減税、環境性能割
| 項目 | 内容(公式情報) |
|---|---|
| エコカー減税(自動車重量税) | トヨタ公式の減税・補助金ページでは、優遇額が約22,500円(2WDの各グレードとE-FourのX・G、ACTIVE SPORT 2WD)、約16,900円(E-FourのW×BとACTIVE SPORT E-Four)と案内されている |
| 自動車税(令和8年3月までの名称は種別割) | 総排気量1.797Lは「1.5リットル超〜2リットル以下」の区分。自家用乗用車で令和元年(2019年)10月1日以後の初回新規登録なら、標準税率は年額36,000円(東京都主税局。グリーン化特例を適用しない税率) |
| 自動車税(環境性能割) | 令和8年(2026年)3月31日をもって廃止(東京都主税局) |
ローンの総額の目安(計算例)
金利が違うと総額がどれだけ変わるかの目安です。元利均等返済で、280万円を5年(60回)で借りた場合、年2%なら総額は約294万円、年8%なら約341万円で、差は約46万円になります(自社計算の概算。実際の金利・手数料・返済方法は、金融機関や契約条件によって異なります)。
5. 中古車:型式とリコール・改善対策
現行ハイブリッドの型式は、2WDが6AA-ZWE219W、E-Fourが6AA-ZWE215Wです(主要諸元表)。トヨタ公式「リコール等情報」の2022年から2026年(10月7日届出分まで)の一覧に載っている届出ページ98件を調べ、この2つの型式を含む届出を探しました。見つかったのは、リコール5件と改善対策1件です(2026年10月17日確認)。
中古車には、2022〜2023年ごろまでガソリン車(5BA-MZEA17Wなど)や、旧型のガソリン車(3BA-NRE210W)もあり、型式が異なります。これらは別のリコールの対象にもなっているため、車台番号で必ず確認してください。また、5582は、表の製作期間のほか、交換部品が組み付けられた可能性のある少数の車両(2022年10月〜2024年4月製作分)も対象です。
📊 現行ハイブリッド(ZWE219W・ZWE215W)を含む届出
| 届出日 | 届出番号 | 内容(公式ページの記載) | 対象の製作期間(カローラ ツーリング) |
|---|---|---|---|
| 2023年2月16日 | リコール5283 | 衝突被害軽減ブレーキ。駐停車の車列の側方を通過する際、前方カメラとミリ波センサの認識に差が出てシステムが停止し、再起動するまでの間、警告灯が点灯して衝突被害軽減ブレーキが作動しないおそれ。対策は前方カメラのプログラム修正(ノア・ヴォクシーなど複数車種の届出) | 2022年9月7日〜11月25日 |
| 2024年6月14日 | リコール5497 | パノラミックビューまたはバックガイドモニターのカメラケースの防水性不足。雨水が浸入して回路が腐食し、映像が映らなくなるおそれ。対策はカメラの製造番号を点検し、該当すれば交換 | 2023年1月20日〜8月10日 |
| 2024年11月21日 | リコール5577 | インタミディエイトシャフトのジョイント部に亀裂が生じているものがあり、破断すると最悪の場合、操舵不能となるおそれ。対策は良品への交換(プリウス・カローラ・カローラ ツーリングの届出) | 2023年7月18日〜9月7日 |
| 2024年11月21日 | リコール5582 | カメラの防水性不足(5497と同じ内容)。5497でカメラの製造番号の選定に不備が判明したため、2023年3月生産分を再届出 | 2023年3月15日〜27日 |
| 2024年11月21日 | 改善対策705 | ブレーキアクチュエータ用制御コンピュータ。旋回制動時にブレーキ油圧を適切に調整できないことがあり、制動停止距離が伸びるおそれ。対策はプログラム修正(カローラ・カローラ スポーツ・カローラ ツーリング ハイブリッド車) | 2022年9月7日〜2024年11月7日 |
| 2025年7月16日 | リコール5694 | コンビネーションメータ。制御プログラムの検討不足により素子が早期に劣化し、始動時にメーター画面が表示されず、速度計や警告灯が確認できないおそれ。対策はプログラム修正(アルファード、ハリアー、クラウンなど多数の車種の届出) | 2022年9月7日〜2024年11月28日 |
2026年(令和8年)の公式一覧(2026年10月7日届出分まで)には、カローラ ツーリングを含む届出は見つかりませんでした。なお、対象車の含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれます。製作期間は購入時期とは異なるため、実際に対象かどうかは車台番号で確認してください(公式の注記)。
実車で確認したいこと
中古車の価格や相場は、車の状態・走行距離・地域で大きく変わるため、この記事では断定しません。購入前には、車台番号でリコール・改善対策の実施状況を確認し、整備記録簿、事故歴・修復歴、そして駆動用電池(リチウムイオン電池、容量4.08Ah)を含むハイブリッドシステムの状態を、販売店に確認しましょう。保証の条件は、保証書や販売店で確認してください。
6. よくある質問
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まとめ
カローラ ツーリングは、全車1.8Lハイブリッドで、X(2WD)244万7,500円からW×B(2WD)317万9,000円までの幅があります。(1)E-Fourは全グレードで21万4,500円高く、燃費は2WDより1.3〜1.8km/L低い表示です。(2)特別仕様車ACTIVE SPORTはW×Bベースで10万3,400円高く、専用チューニングサスペンションは2WDだけ、ほかの特別装備は2WD・E-Fourとも共通です。(3)Xは2026年5月の一部改良でスマートエントリーとナビレディパッケージが標準になりましたが、画面付きオーディオや安全装備の一部はオプションです。(4)中古車は、現行型式(ZWE219W・ZWE215W)でリコール5件・改善対策1件の届出があるため、車台番号で確認しましょう。
価格・仕様・納期は変更されることがあります。購入前に、トヨタ公式サイトと販売店で最新の情報を確認してください。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。価格・仕様・税制・納期・リコール情報は変更されることがあるため、最新の内容や個別の判断は、メーカー公式サイト・販売店・公的機関の公式情報でご確認ください(2026年10月17日確認)。値引き額や中古車の価格は断定していません。ローンの総額は自社計算の概算です。
参考(メーカー公式・公的機関): トヨタ カローラ ツーリング 価格・グレード/トヨタ 特別仕様車 ACTIVE SPORT/トヨタ ニュースリリース(2026年5月12日)/トヨタ ニュースリリース(2019年10月17日)/主要諸元表・装備一覧(2026年5月版・PDF)/安全性能/室内空間(荷室)/減税・補助金/工場出荷時期・納車時期の目処/トヨタ リコール等情報(5283・5497・5577・5582・705・5694・595・5018)/東京都主税局 自動車税(種別割)/東京都主税局 自動車税(環境性能割)
図はすべて自作のイラスト・図表です(AI生成なし)。


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