セルフスタンドでの給油、正しい手順と注意点

📋 この記事でわかること

  • ガソリンは想像以上に危険な物質
  • 給油前に確認しておきたいこと
  • 給油中に気をつけたいポイント
  • 油種の入れ間違いにも要注意
  • そのほか知っておきたいルール

ガソリンは想像以上に危険な物質

自動車の燃料として使われるガソリンは、マイナス40℃という低温でも気化する非常に爆発性の高い物質です。気化したガソリンは空気より重いため、地面付近やくぼみにたまりやすく、離れた場所にある火元でも引火する可能性があります。セルフスタンドで給油する機会が増えた今、正しい知識を持って安全に給油することが大切です。

給油前に確認しておきたいこと

まず、自分の車に合った燃料の種類を必ず確認しましょう。自動車の燃料にはガソリンだけでなく軽油もあり、ガソリンもオクタン価(燃えやすさの度合い)の違いによってレギュラーガソリンとハイオクガソリンに分かれています。なお、車の大きさと燃料の種類に直接の関係はなく、「軽油」という名前に「軽」の字が入っていても、これは軽自動車用の燃料ではなくディーゼルエンジン用の燃料です。

ガソリンは引火しやすいため、給油の際は必ずエンジンを停止し、窓やドアも閉めます。静電気でも引火する可能性があるため、空気が乾燥していない季節であっても、給油機本体についている「静電気除去シート」に触れて体に溜まった静電気を取り除いてから給油しましょう。静電気除去シートがない場合は、車のボディに触れることでも同様の効果が得られます。

給油中に気をつけたいポイント

給油作業中は、子どもが近づかないよう注意しましょう。選んだ油種に合ったノズルをしっかり握って持ち上げます。油種の入れ間違いを防ぐため、ノズルの色は法令で定められており、レギュラーガソリンは赤、ハイオクガソリンは黄、軽油は緑と決まっています。ノズルの色を必ず確認してから給油口に差し込み、レバーを止まるまで引いて給油を開始しましょう。満タンになると給油が自動で停止する仕組みになっていますが、自動停止後もレバーを引けば給油できてしまうため、あふれる危険があるのでそこで止めることが重要です。

油種の入れ間違いにも要注意

安全面の注意とあわせて意識しておきたいのが、燃料の入れ間違いです。ガソリン車に軽油を、あるいはディーゼル車にガソリンを誤って給油してしまうと、エンジン不調や、ひどい場合は燃料噴射ポンプの故障といった深刻なトラブルにつながります。もし給油直後に油種の間違いに気づいたら、絶対にエンジンをかけず、その場でガソリンスタンドのスタッフに申し出るか、JAFなどのロードサービスに連絡することが被害を最小限に抑える鍵になります。ノズルの色(レギュラーは赤、ハイオクは黄、軽油は緑)を給油前に必ず確認する習慣が、こうした入れ間違いを防ぐ最も確実な方法です。

そのほか知っておきたいルール

ガソリンは目に見えなくても給油中は常に気化しているため、火気厳禁はもちろんのこと、給油口からあふれてしまった場合は一度に大量のガソリンが気化するため特に注意が必要です。万一あふれてしまった場合は、セルフスタンドであっても店員が常駐しているので、すぐに連絡しましょう。ガソリンスタンド内では所定の場所以外での喫煙やライターの使用も禁止されています。

また、セルフスタンドでユーザーが給油できるのは自動車と二輪車に限られ、ナンバープレートが装着されていない車両への給油はできません。携行缶などへの小分け給油も、消防法危険物の規制に関する規則第28条の2の4により、セルフスタンドでは禁止されています。

まとめ

セルフスタンドでの給油は便利な反面、ガソリンという非常に危険な物質を扱う作業です。正しい油種の選択、静電気対策、火気厳禁の徹底、ノズルの色の確認といった基本を守ることが、安全な給油につながります。

参考: JAF「クルマ何でも質問箱」セルフスタンドでの給油の注意点について(出典: 一般社団法人日本自動車工業会、消防危第25号)

アイキャッチ画像: Gas Station Self-Service & Full-Service Sign by 円周率3パーセント, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons(名古屋市守山区で撮影)

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