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交通事故で怪我をしたとき、加害者側に請求できる「慰謝料」には種類があり、どの基準で計算するかによって金額が大きく変わることがあります。この記事では、慰謝料の3つの種類、3つの算定基準、そして自賠責基準の計算例を、表でわかりやすくまとめました。
📋 この記事の要点
✔ 慰謝料には「入通院慰謝料」「後遺障害慰謝料」「死亡慰謝料」の3種類がある
✔ 算定基準は「自賠責基準」「任意保険基準」「弁護士基準」の3つ
✔ 一般に、弁護士基準は3つの中で最も高額になる傾向がある
✔ 自賠責基準の入通院慰謝料は、1日あたり4,300円(2020年4月以降の事故)が基本
✔ 提示額の根拠がどの基準かを確認することが第一歩
1. 慰謝料の3つの種類
📊 交通事故の慰謝料の種類
| 慰謝料の種類 | 対象となる場面 | ポイント |
|---|---|---|
| 入通院慰謝料(傷害慰謝料) | 怪我で入院・通院した精神的苦痛 | 入院・通院の期間や日数をもとに算定される |
| 後遺障害慰謝料 | 後遺症が残り、後遺障害等級が認定された場合 | 認定された等級によって金額が大きく変わる |
| 死亡慰謝料 | 被害者が亡くなった場合 | 被害者本人分と、遺族固有の分に分けて考えられる |
2. 算定基準は3つ:違いを比べる
📊 3つの算定基準の比較
| 基準 | 内容 | 金額の傾向 |
|---|---|---|
| 自賠責基準 | 自賠責保険が定める、最低限の補償を目的とした基準 | 3つの中で最も低くなる傾向 |
| 任意保険基準 | 各保険会社が独自に定める基準(一般には非公開) | 自賠責基準と弁護士基準の中間程度とされることが多い |
| 弁護士基準(裁判基準) | 過去の裁判例をもとにした基準 | 3つの中で最も高くなる傾向 |
⚠️ 注意
保険会社から提示される示談案は、任意保険基準(または自賠責基準)で計算されていることが多いとされます。提示額が「絶対に正しい金額」ではないことを知っておきましょう。
3. 自賠責基準の計算例(入通院慰謝料)
自賠責基準では、入通院慰謝料は1日あたり4,300円(2020年4月1日以降の事故の場合)で計算されます。対象となる日数は、次の2つのうち少ないほうです。
| 対象日数の考え方 | 内容 |
|---|---|
| ① 治療期間(全体の日数) | 治療開始日から治療終了日までの総日数 |
| ② 実際に通院した日数 × 2 | 実通院日数を2倍した日数 |
📊 自賠責基準の計算例
| 計算例 | 内容 |
|---|---|
| 治療期間 | 90日 |
| 実通院日数 | 30日(×2 = 60日) |
| 対象日数 | 60日(90日と60日のうち少ない方) |
| 入通院慰謝料(自賠責基準) | 4,300円 × 60日 = 25万8,000円 |
📌 補足
自賠責保険には、傷害に関する補償の上限(治療費・休業損害・慰謝料などの合計で120万円)があります。上限を超える部分は、加害者の任意保険などに請求することになります。
4. 提示額に疑問を感じたら
🧭 提示額を確認する手順
内訳を確認する
慰謝料・治療費・休業損害など、項目ごとの金額を書面で出してもらいます。
どの基準で計算されたかを聞く
自賠責基準か任意保険基準かを確認し、弁護士基準との差を意識します。
診断書や通院記録を整理する
通院日数・期間、症状の経過などの資料を手元にそろえます。
サインする前に専門家へ相談する
示談書に署名する前に、弁護士などに見通しを確認します。
5. よくある質問
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まとめ
交通事故の慰謝料には3つの種類と、3つの算定基準があります。自賠責基準の入通院慰謝料は1日4,300円が基本で、対象日数は、一般的には「治療期間」と「実通院日数×2」のうち少ない方として扱われます。保険会社の提示額に疑問があれば、示談書にサインする前に、算定基準を確認し専門家へ相談しましょう。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の事案に対する法的助言ではありません。制度・金額・期限は改正等により変わることがあるため、最新の情報は公的機関や専門家にご確認ください(2026年9月時点)。
画像出典: Legal Contract & Signature – Warm Tones 撮影: Blogtrepreneur, CC BY 2.0, Wikimedia Commons経由

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