居眠り運転対策!眠気を抑える9つの予防と対策

居眠り運転

運転中に眠いと感じたらこうなる前に対策しましょう!

大変危険な居眠り運転。誰一人として居眠り運転したいと考えている人がいないにもかかわらず、こんなに居眠り運転の事故が多いのか・・・。
ここでは、居眠り運転の原因と対策をまとめていきます。

運転に関わらず授業中や仕事中など、眠ってはいけない場面でほんの数分でもハッと意識を失った経験はありませんか?
これが俗に言うウトウトする居眠りの状態。

この時は脳内での情報伝達機能が低下して、素早く正確な情報の受け渡しが判断ができにくい状況なので、急な飛び出しや前方の渋滞、歩行者や自転車の危険予知が出来なくなるのです。

 

居眠り運転の原因

ここでは居眠り運転に繋がる原因についてまとめていきます。
原因としては大きく分けて3つ

1.睡眠不足
2.体内リズム
3.病気

以上が主な原因です。
では、1つずつ詳しく見ていきましょう。

 

睡眠不足

居眠り運転のほとんどがこの睡眠不足からくるのではないでしょうか?
年々と減り続ける睡眠時間がここ最近では増加傾向にあるというデータもありますが、家事や仕事など日々の疲れやストレスなどが睡眠で回復出来ていないようです。

統計データですと“ 有識者6:56” “ 主婦7:11”で、全体にくらべて低い傾向。
年代は30代~50代が最も少なく、一番クルマを運転する世代の睡眠時間が少ないようです。

NHK統計データ
http://www.nhk.or.jp/bunken/research/yoron/pdf/20160217_1.pdf
では、睡眠不足になる原因はどのようなものがあるか見ていきましょう。

 

睡眠不足になる原因

・強いストレスの中で生活していて、そのまま解消していない。

・不規則な生活リズム。

・就寝前にカフェインを摂取していたり、食べ物を食べている。

・朝に太陽の光を浴びない。

・眠る直前まで仕事のことどで頭を強く働かせている。

・運動する習慣が無い。

・寝具が体にあっていない。

・精神疾患を患っている。

 

以上が睡眠不足になる主な原因ではないでしょうか。
昼間や運転中などに眠気を感じる方はこういった原因がないかをチェックしてみてください。
また、該当する所があれば自身の生活環境を改善してください。

 

睡眠不足を解消するための方法

・自分に必要な睡眠時間を把握して確認しておく。

・深い睡眠をとるための準備をする。

・体内リズムを整える。

 

こういった所に意識を向けるだけでも改善されることもあります。

体内リズム

この体内ナリズムと眠気は非常に関係が深いのここでしっかり確認しておいてください。

眠気のリズムを知っておこう 覚醒と眠りに関する生体リズムには代表的なものが3つあります。

 

・概日リズム

約24時間周期のリズム。眠気と覚醒のリズムを繰り返し、午前2時~4時前後に眠気のピークがくるとされている。

 

・概半日リズム

約12時間周期のリズム。眠気と覚醒のリズムを繰り返し、午前と午後の2時~4時前後に眠気のピークがくるとされています。

 

・超日リズム

約2時間周期のリズムで眠気と覚醒を繰り返す。眠気の強さは概日リズム<概半日リズム<超日リズムの順に強くなっていく。

 

このように昼間でも眠くなることがあるのは体内リズムが原因で自然に起こるので「今日はよく寝たから大丈夫」などと安心してしまわない方が賢明です。

運転中に現れたら危険?こんな信号には要注意

居眠り運転には警察の取り締まりなどがありません。なので、飲酒運転やシートベルト、スピード違反などの危険行為よりも軽視されがちです。
ですが、危険度に関しては他に負けていない程ありますので、運転中に感じる危険信号が出たら流してしまわずにすぐ対応することをお勧めします。

 

危険信号「黄色」

この危険信号が点灯したら近くで安全にクルマをとめれる所があれば止めて休憩しましょう。

 

・知らない間に前の車との車間距離が近い。

・まばたきが増えて、目がしょぼしょぼする。

・姿勢が悪くなり、シートベルトが邪魔に感じる。

・あくびがでる。

・体を動かしたくなる。

 

危険信号「赤色」

この信号が点灯したら危険ですの道路の脇でも止められる所があればすぐに停車してください。

 

・停止線で止まれない。

・意識が飛ぶ。

・センターラインを踏む、または越えるほど運転がふらついている。

・速度が速くなったり遅くなったりする。

 

自分が運転している時にこのような危険信号が点灯したらクルマを止めていったん休憩することはもちろんですが、前方や後方に走る他の車が蛇行運転や、スピードの速い遅いといった不自然な動きをしていると感じたら、出来るだけ広く車間距離を取るようにしてください。
後方にそのような車がいたら信号や渋滞などで停車した際に追突される危険性が高いので、停車する時は前方の車と距離を開け後ろからの危険を回避できる余裕を取りましょう。

 

病気

運転中に居眠りしてしまう原因の一つとしてあるのがこの病気です。

“意識がもうろうとして正確な判断が出来ない”“運転中に意識が飛ぶ、または無くなる”など、運転中にこういった症状が発生すると非常に危険です。ですので、心当たりのある方は運転を控えるようにしましょう。

また、たまに眠気が強くなって耐えられないときがあったり、数分間の記憶が無い事があるといった事がある方は自分には何か疾患があるかもしれないと思うようでしたら、医師の診断を受けてみることも大切です。

 

居眠り運転につながる主な病気

・睡眠時無呼吸症候群

・ナルコプレシー症候群

・過眠症

睡眠時無呼吸症候群とはどんな病気?

睡眠時無呼吸症候群とは通称「無呼吸症候群」や「SAS」などと呼ばれている病気。
睡眠中に呼吸が止まった状態(無呼吸)が断続的に繰り返され、そのため十分に睡眠がとれず漫然運転や居眠り運転につながりやすくそれがもとで事故が発生しやすくなる。

 

医学的な基準では呼吸が10秒以上停止する無呼吸の状態が睡眠中に30回以上生じる。

または、睡眠時一時間あたりの無呼吸が5回以上生じると睡眠時無呼吸症候群と診断される。

睡眠時無呼吸症候群の症状とは?

・睡眠中に呼吸が止まる。

・いびきが大きい

・集中力の低下

・朝起きた時頭痛が多い

・寝ている時、頻繁に目が覚める。

・日中でも強い眠気を感じることがある

・夜、頻繁にトイレに行く

・不眠症、勃起機能不全、肥満などがある

 

こういった症状に該当するのであれば、一度、家族に自分の睡眠状態を観察してもらうか医師の診察を受けてみてもいいかもしれないです。

 

睡眠時無呼吸症候群による事故とは?

この無呼吸症が原因で起きた居眠り運転事故は、一人で運転中の時や直線道路(高速道路、走りやすい郊外など)、渋滞時の低速走行中などに多いというデータもあります。
こういった事故を症状が悪化すればするほど繰り返すということ。

国交省通の資料で「病的な眠気の程度を調べる自己診断テント」がありますのでご活用ください。

 

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引用ここから

病的な眠気の程度を調べる自己判断テスト SASは、本人が自覚しにくいため、まず、眠気の程度が病的であるか次のようなテストで自己判断を行って見てください。(EPWORTH眠気尺度参照)

記入日:平成     年     月     日 性 別: 男 / 女

EPWORTH眠気尺度 氏 名                年令    才

次のような状況でうたた寝したり、寝入ったりすることがありますか。最近の通常の生活からお答えください。最近このようなことがなくても、どの程度ありそうか考えてみてください。

以下の8つの状況(a~h)について、最も当てはまるうたた寝の程度(0~3)を下から選び、その番号を右の     部に記入してください。

〔うたた寝の程度〕 〔 状 況 〕 (0~3を記入)

a . 座って本を読んでいる。       .

b . テレビをみている。     .

c . 公共の場所で、ただ座っている。(たとえば映画や会議中)    .

d . 休息をとらずに、1時間、車に同乗している。      .

e . 用事がなく午後横になって休んでいる。      .

f . 座ってだれかと会話している。       .

g . 昼食(アルコールなし)後、静かに座っている。      .

h . 乗車中、渋滞で数分止まっている間。        .

〔うたた寝の程度〕 0=決してうたた寝しない 1=まれにうたた寝する 2=時々うたた寝する 3=しょっちゅう、うたた寝する

「EPWORTH眠気尺度」は、世界中で普及している簡易型の自己診断法です。これは日中の「うたた寝」の程度をみるものです。

・8項目合わせて ・24点がワースト満点となります ・16点以上

病的眠気のある人 ・10点以上

 

昼間の眠気が認められる人 合計11点以上の人は病的な眠気があると考えられ、その原因の一つとしてSASの可能性があります。

ただし、合計10点以下でも家族から睡眠中の呼吸停止や大きないびきを指摘されたり、日中強い眠気を感じたことがある人はSASの可能性があります。

 

引用ここまで

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睡眠時無呼吸症候群の治療方法とは?

無呼吸症候群の治療には経鼻持続陽圧呼吸療法が効果的。
この治療法は、鼻にマスクを付けて適切な圧力をかけた空気を鼻から継続的に送り込み、その圧力で上気道を押し広げるというもの。
この方法は月に一回程度通院は必要ですがそれぞれのご家庭でも簡単に出来ます。
健康保険も適用されて、月々5000程度の費用。

 

その他の治療

・肥満の場合は食事療法

・扁桃肥大が原因の場合は外科的治療

・上気道を広げる方法としてマウスピースを使う

 

ナルコレプシー症候群とはどんな病気?

ナルコレプシー症候群は10代に発症することがほとんどで、中年期以降に発症することは稀なケースであったが増えつつあります。
1000~3000人に1人の割合で発症する統計もあればもっと発症率の高いという統計もある。

この病気は耐え難い眠気、情動脱力発作という笑う驚くなどすると全身の力が抜ける、寝入る時に金縛りのような睡眠マヒ、おなじく寝入るときに見る夢体験の入眠時幻覚をみるといった慢性的疾患。

緊張するような大切な場面でも本人の意思にかかわらず眠り込んでしまい、周りからの冷たい視線にさらされることもすくなうありません。

自分の中では睡眠時間も取れているし、疲れも溜まっていない、自分の大好きな趣味だから眠くなるわけがないのになんで眠くなるのか分らず不安になります。

この病気の眠気は体内リズムや夜の眠気、睡眠不足というような眠気とはレベルが違い、3日間一睡もしていない時と同じくらいという意見もあるぐらい強い眠気に襲われます。

 

居眠り運転対策

居眠り原因の基本は脳が睡眠状態に入ろうとしているのでおきるもの、眠いと感じたら五感を刺激して脳を起こすようにすれば効果的です。また、居眠り運転対策の基本は休憩することが大切ですが、その他の対策について見ていきましょう。

 

味覚を使う(物を食べる、飲み物を飲む)

・コーヒーを飲む
・タブレットやアメをなめる
・ガムをかむ
・カフェインの入ったものを取る
・甘いものを食べる
・市販の眠気覚ましを飲む

こういったように物を食べると味覚に刺激を与えることと、アゴを動かすのでより脳に刺激を与えます。

また、取り過ぎはいけませんがカフェインなどのよに眠気を覚ます効果のあるものを食べることで、刺激プラスアルファの効果が期待できます。

 

嗅覚を使う

・香りをかぐ
・窓を開けて空気を入れ替える
・眠気覚ましの効果のあるアロマ(ペパーミント、ユーカリ、レモン、ジユニバー)を嗅ぐ。

 

この嗅覚を刺激するというのは意外と効果が早いという特徴があります。
カフェインなどを摂取して効果が得られるまでには消化→吸収→血液から脳で作用する、というように30分くらいかかることのあります。
ですが、この嗅覚はダイレクト(数秒)に脳へ作用するので早い効果が期待できます。ですが、個人的には他の刺激と比較すると効果は低いのかな~と思います。

 

聴覚を使う

・音楽を聞く
・ラジオなど人の会話を聞く
・DVDを流して物語を聞く

 

ここでの聴覚は聞くことだけ紹介していますが、後で紹介する体を動かす所もありますが、音楽などに合わせてリズムよく体を動かせばより効果が高いです。
また、人の会話を聞いたり映画の物語に意識が行けば眠気を忘れてしまうことが多く、ちゃんと運転しながら気付いたら目的地周辺にいるということが良くあるのでお勧めの方法です。ここでの注意点は、運転以外のものに集中し過ぎると危険ですので、そこは気を付けてください。

 

触覚を使う

・冷たい刺激を受ける
・眠気を覚ますツボ(中衝、合谷、睛明)を押す
・明るい光を浴びる
・手足を叩く、つねる
・クーラーで頭や手を冷やす
・窓を開けて風を受ける

 

感覚の敏感な手のひらに刺激を与えると効果的。少しの時間だけでもクーラーのスイッチを入れ、送風口に手のひらをあてて冷やすだけでも効果があります。
また、窓を開けて風を顔にあてる、または手のひらにあてるといったことでも触覚が刺激されるので目を覚ます効果があります。

さらに、眠気を覚ますツボ「中衝(ちゅうしょう)」「合谷(ごうこく)」「睛明(せいめい)」を押すことも効果的。
中指の爪の両サイド(間接近く)をつまむことで中衝(ちゅうしょう)が刺激されます。合谷(ごうこく)は人差し指と親指のの間にあるまたの手の甲部分(柔らかい部分)。睛明(せいめい)は目がしらと鼻の付け根の間のを親指と人差し指でつまむように押すと刺激出来ます。

 

視覚

・運転に支障が無いくらいに周囲を見回す。

 

体を動かす

・しゃべる
・会話
・歌う
・リズムのある運動をする

 

休憩する

・仮眠をとる

 

予防する

・運転する時間を考える
・食後の運転は眠くなりやすくなるので控える
・ドライバーを定期的に変える
・長距離運転などはしない

 

居眠り運転対策

十分な睡眠を取ること:居眠り運転を防ぐためには、十分な睡眠をとることが重要です。睡眠時間は個人差がありますが、一般的には7時間以上が推奨されています。疲れを感じたら、運転を中断して十分な睡眠をとるようにしましょう。

運転前に休憩をとること:長距離運転をする前には、十分な休憩をとることが必要です。長時間運転を続けると疲れがたまり、居眠り運転のリスクが高まります。運転前や途中で定期的に休憩をとり、疲れを取るようにしましょう。

運転中に運動すること:運転中には、定期的に運動することが大切です。運動によって血流が改善され、眠気を覚ましてくれます。例えば、腕や足を揺らしたり、ストレッチをしたりすると効果的です。

適度な飲食をすること:運転中には、適度な飲食をすることが重要です。飢えた状態や過剰な飲食は疲れを引き起こし、眠気を誘発する原因となります。適度な量の水分やエネルギーを補給することで、体調を維持することができます。

安全運転を心掛けること:居眠り運転を防ぐためには、安全運転を心がけることが重要です。スピードを落とし、周囲の状況を常に注意しながら運転することで、事故を防止することができます。また、運転中に携帯電話やスマートフォンを操作しないようにすることも大切です。

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