岩手県のドライブスポット完全ガイド|八幡平アスピーテライン・浄土ヶ浜・北山崎まで7選を道路特性つきで解説

本州最大の面積を誇る岩手県は、火山がつくった高原道路から、東日本大震災からの復興を象徴する三陸沿岸の絶景ルートまで、多彩なドライブスポットが点在します。この記事では、岩手県内の代表的なドライブスポット7か所を、景観の魅力・道路特性・季節ごとの注意点・アクセスまで、公式情報(自治体・観光協会・環境省・国土交通省)にもとづいて詳しく解説します。(2026年9月時点の情報。冬季閉鎖期間は年により変動するため、訪問前に最新情報をご確認ください)

📋 この記事でわかること

  • 岩手県の代表的なドライブスポット7か所の魅力と道路特性
  • 八幡平アスピーテラインの「雪の回廊」ができる時期
  • 三陸沿岸道路(復興道路)の現状
  • 龍泉洞へ向かう2つのルートの違い

岩手県ドライブスポット一覧(2026年9月時点)

🗺️ エリア・見頃・冬季閉鎖の有無を並べました

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スポット名 エリア 特徴 冬季閉鎖
八幡平アスピーテライン 八幡平市 雪の回廊で有名な山岳ドライブウェイ あり(例年11月上旬〜4月中旬頃)
三陸沿岸ドライブルート 久慈市〜宮古市 断崖絶景とリアス海岸、復興道路 公式な閉鎖情報は確認できず
浄土ヶ浜 宮古市 白い流紋岩が林立する景勝地 車両乗り入れは4〜10月限定
龍泉洞 岩泉町 日本三大鍾乳洞、地底湖の透明度 ルートにより酷道区間あり
北山崎 田野畑村 高さ200mの断崖「海のアルプス」 公式な閉鎖情報は確認できず
平庭高原 久慈市 日本一の白樺美林、約31万本 公式な閉鎖情報は確認できず
早池峰山・早池峰ダム 花巻市 高山植物の宝庫、紅葉湖畔 登山道の規制は要確認

出典:各自治体・観光協会公式サイト(下記の各スポット解説内に出典を明記)。冬季閉鎖期間は年により前後するため、訪問前に道路管理者の最新発表をご確認ください。

1. 八幡平アスピーテライン

岩手・秋田の両県にまたがる全長約27kmのドライブウェイです。「アスピーテ」は楯を伏せたような形の火山を示す名称で、茶臼岳の山腹を縫う道からは南に岩手山を望め、樹林の中に青い湖沼やアオモリトドマツの立ち枯れ木が独特の景観をつくります。見返峠駐車場の展望台からは岩手山や森吉山など周辺の山々を一望できます。高原地帯に入るとゆったりしたカーブが続くワインディングロードで、2025-2026シーズンは11月4日〜翌4月15日が冬期通行止めでした。4月中旬の開通直後は道路の両側に数mの雪が残る「雪の回廊」が名物で、10月上旬頃からは紅葉が見頃になります。東北自動車道・松尾八幡平ICから松尾八幡平ビジターセンターまで車で約8分です。

八幡平アスピーテライン(いわての旅)

2. 三陸沿岸ドライブルート(国道45号・三陸沿岸道路)

久慈市から宮古市にかけて、三陸復興国立公園沿いを走るルートです。三陸復興国立公園は東日本大震災の復興に貢献するため2013年5月に創設され、南北延長は約250kmに及びます。北部は「海のアルプス」と称される大断崖、南部は入り組んだリアス海岸と、エリアによって表情が大きく変わります。国道45号は宮古市より北側が隆起海岸のため標高が高く、断崖上からの眺望が特徴です。並行する自動車専用道路「三陸沿岸道路」(復興道路)も整備が進んでおり、普代〜久慈間の「野田久慈道路」は2021年12月に開通しました。宮古以北はリアス式海岸の段丘部を上り下りする急坂・カーブが多い区間があるため、運転には注意してください。

三陸復興国立公園(環境省公式)

3. 浄土ヶ浜

三陸復興国立公園・三陸ジオパークの中心に位置する景勝地です。鋭くとがった白い流紋岩が林立し、松の緑と岩肌の白、海の群青とのコントラストが特徴的な景観をつくります。駐車場から浜までは遊歩道を徒歩約15分ですが、4月1日〜10月31日は車両の園内乗り入れが許可制で、この期間は無料の園内シャトルバスも運行されます。冬季は雪化粧した静かな景観、夏季は遊泳客で賑わう透明度の高い海が楽しめます。三陸沿岸道路・宮古中央ICから車で約10分、JR宮古駅からも車で約10分です。

浄土ヶ浜(宮古市公式サイト)

4. 龍泉洞

日本三大鍾乳洞の一つとされる岩泉町の名所です。地底湖の透明度の高さで知られています。盛岡方面からは国道455号を小本方面へ進むルート、宮古方面からは国道340号を経由するルートの2通りがあり、宮古市と岩泉町の境にある押角峠周辺のみ道幅の狭い区間(いわゆる「酷道」)が残りますが、それ以外は基本的に片側1車線が確保されています。盛岡市街から国道455号経由で約110分、三陸沿岸道路・岩泉龍泉洞IC(2018年3月開通の「田老岩泉道路」区間)を使えば久慈市方面からもアクセスしやすくなっています。

龍泉洞 公式サイト(アクセス)

5. 北山崎

高さ200mの断崖が連なる、三陸海岸を代表する景勝地で「海のアルプス」とも呼ばれます。展望台は第一から第三まであり、それぞれ異なる角度から絶景を楽しめます。北山崎園地には駐車場・トイレ・休憩所・展望台のほか、「みちのく潮風トレイル」の遊歩道も整備され、北山崎ビジターセンターが総合観光案内所を担っています。国道45号から岩手県道44号(岩泉平井賀普代線)に入ってアクセスします。三陸沿岸道路・田野畑北ICから車で約15〜20分、普代ICからは約20分、盛岡市からは車で約3時間30分です。

北山崎(田野畑村公式サイト)

6. 平庭高原

標高800m、平庭岳中腹の高原です。国道281号の両側約4kmにわたって白樺林が続き、全体で約370haに約31万本が林立する「日本一の白樺美林」として知られています。久慈市の「花」に指定されているレンゲツツジも群生し、初夏(6月上旬〜中旬)には大草原一帯が朱色に染まります。冬にはスノーシューで白樺林を歩く楽しみ方もあります。八戸自動車道・九戸ICから車で約30分、久慈市内からは国道281号経由で約40分です。

平庭高原・日本一の白樺美林(久慈市公式サイト)

7. 早池峰山・早池峰ダム(早池峰湖)

日本百名山の一つ早池峰山は、ハヤチネウスユキソウなど約200種類の高山植物の宝庫として知られる花の名山です。早池峰ダム湖畔(通称「早池峰湖」)では、紅葉時期(例年9月下旬〜10月中旬)に水面へ映るブナ・ダケカンバ・カエデ・ウルシの紅葉が見どころになります。東北自動車道・紫波ICから県道25号経由が距離的に最短(約30km)ですが、途中の折壁峠は狭い峠道です。快適さを優先する場合は、花巻ICから県道214号・102号・43号を経由するルートが推奨されています。道の駅「はやちね」は県道43号線と県道25号線の分岐点にあります。

早池峰山(花巻観光協会公式サイト)

訪問前のチェックリスト

  • 冬季閉鎖の確認:八幡平アスピーテラインは例年11月上旬〜4月中旬頃に冬期閉鎖されます。訪問時期が近い場合は事前に確認してください。
  • 龍泉洞へのルート選択:宮古方面から向かう場合、押角峠周辺は道幅が狭い区間があります。運転に不安がある場合は盛岡方面からのルートを検討してください。
  • 浄土ヶ浜の車両規制:4月〜10月は園内への車両乗り入れが許可制です。事前にルールを確認しておきましょう。
  • 三陸沿岸のアップダウン:宮古以北の国道45号はリアス式地形特有の急坂・急カーブが続く区間があります。時間に余裕を持って走行してください。

まとめ

岩手県のドライブスポットは、「山岳の絶景道路」と「復興が進む三陸沿岸の景勝地」という2つの魅力に大きく分かれます。八幡平アスピーテラインは冬季閉鎖があるため訪問時期の確認が欠かせませんが、三陸沿岸のルートは震災復興のシンボルでもある道路整備が進み、以前より走りやすくなっています。それぞれの道の背景を知った上で、季節に合わせたドライブ計画を立ててみてください。

アイキャッチ画像: 「Car dashboard on highway (Unsplash)」by Arkady Lifshits / overdriv3(Wikimedia Commons, CC0)

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