新車がどれだけ売れているかは、日本自動車販売協会連合会(自販連/JADA、登録車を集計)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協、軽自動車を集計)が、それぞれ公式に毎月統計を発表しています。この記事では、両団体の公式統計(2026年9月時点で公表されている直近データ)をもとに、2026年の新車販売の傾向を読み解きました。
📋 この記事でわかること
- 2026年8月、登録車が好調な一方で軽自動車が苦戦したという対照的な動き
- 登録車・軽自動車それぞれの車名別販売ランキング(2026年8月分)
- 2024年の「認証不正問題」からの回復状況
- 新車販売全体に占める軽自動車の比率
2026年8月:登録車は前年比+9.1%、軽自動車は-9.5%
📊 2026年8月の新車販売台数(前年同月比)
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| 区分 | 2026年8月 | 前年同月(2025年8月) | 前年同月比 |
|---|---|---|---|
| 登録車(自販連) | 203,664台 | 186,594台 | 109.1%(+9.1%) |
| 軽自動車(全軽自協) | 103,710台 | 114,625台 | 90.5%(−9.5%) |
| 登録車+軽自動車 合計 | 307,374台 | — | — |
出典:自販連(2026年9月1日発表)、全軽自協(2026年8月分速報・確報)。合計値は当サイトによる単純合算です。
2026年8月単月の数字を見ると、登録車が前年同月比109.1%と好調な一方、軽自動車は90.5%と1割近く落ち込んでおり、方向性が対照的になっています。ただし、2026年1〜8月の累計で見ると、登録車が2,010,756台(前年比103.7%)、軽自動車が1,100,982台(前年比100.2%)と、どちらもわずかながらプラスで推移しています。8月単月の軽自動車の落ち込みが一時的なものか、傾向の変化なのかは、今回確認した公式統計だけでは判断できません。今後の月次発表もあわせて確認することをおすすめします。
車名別ランキング(2026年8月分・公式統計)
🏆 登録車 通称名別ランキング TOP10
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| 順位 | 車名 | メーカー | 台数 | 前年同月比 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ヤリス | トヨタ | 10,077台 | 114.3% |
| 2 | ライズ | トヨタ | 8,824台 | 117.9% |
| 3 | カローラ | トヨタ | 8,335台 | 97.0% |
| 4 | シエンタ | トヨタ | 7,591台 | 127.3% |
| 5 | ルーミー | トヨタ | 6,720台 | 101.1% |
| 6 | アルファード | トヨタ | 5,753台 | 101.6% |
| 7 | ランドクルーザー | トヨタ | 5,506台 | 189.1% |
| 8 | フリード | ホンダ | 4,951台 | 86.9% |
| 9 | アクア | トヨタ | 4,567台 | 105.3% |
| 10 | セレナ | 日産 | 4,541台 | 96.0% |
出典:自販連(2026年9月4日発表、軽自動車・海外ブランド車を除く国産乗用車の通称名別)
🏆 軽自動車 通称名別ランキング TOP10
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| 順位 | 車名 | メーカー | 台数 |
|---|---|---|---|
| 1 | N-BOX | ホンダ | 13,917台 |
| 2 | スペーシア | スズキ | 11,624台 |
| 3 | タント | ダイハツ | 6,672台 |
| 4 | ムーヴ | ダイハツ | 6,249台 |
| 5 | ルークス | 日産 | 6,093台 |
| 6 | ハスラー | スズキ | 6,080台 |
| 7 | ワゴンR | スズキ | 4,068台 |
| 8 | デリカミニ/eK | 三菱 | 3,919台 |
| 9 | アルト | スズキ | 3,468台 |
| 10 | タフト | ダイハツ | 2,691台 |
出典:全軽自協(2026年8月分確報)。個別車名の前年同月比は公式発表ページに記載がなく、非公開/確認できずとしています。
ランドクルーザーが前年比189.1%、突出した伸び
登録車ランキングで目立つのが、7位のランドクルーザーが前年同月比189.1%と、ほぼ倍増している点です。同じくシエンタも127.3%、ライズも117.9%と大きく伸びています。一方で、フリード(86.9%)・セレナ(96.0%)・カローラ(97.0%)は前年同月を下回っており、ランキング上位の中でも車種ごとの明暗が分かれています。軽自動車ランキングでは、N-BOXが13,917台で独走し、2位のスペーシア(11,624台)に約2,300台の差をつけています。3位以下は6,000台台の車種が複数並んでおり、上位2車種との差が大きいのが特徴です。
2024年の落ち込みから、2025年に揃って回復
過去5年間の年間販売台数を振り返ると、登録車・軽自動車とも2024年に大きく落ち込み、2025年に揃って回復しています。2024年は型式指定に関する認証不正問題の影響で、登録車が前年比94.4%(2,863,626台)、軽自動車は前年比89.3%(1,557,868台、前年比−10.7%)と、特に軽自動車の落ち込みが大きくなりました。2025年は登録車が2,898,417台(前年比101.2%)、軽自動車が1,667,360台(前年比107.0%)と、両区分とも前年を上回る結果でした。なお2023年は登録車が3,034,167台(前年比118.4%)と大きく伸びていますが、これは2022年の落ち込み(認証不正問題以前の別要因による供給制約)からの反動増という側面があります。
新車販売に占める軽自動車の比率は約35%前後
自販連・全軽自協それぞれの公式統計を当サイトで単純合算して算出すると、2025年の年間販売台数における軽自動車の比率は約36.5%(登録車2,898,417台+軽自動車1,667,360台=合計4,565,777台のうち軽自動車分)でした。2026年1〜8月の累計では約35.4%、8月単月では約33.7%と、月によって多少の変動がありますが、日本の新車販売のおよそ3台に1台強が軽自動車という構図は大きくは変わっていません。この比率は当サイトが両団体の公式統計から算出した値であり、自販連・全軽自協が公式に発表している比率そのものではない点にご留意ください。
まとめ
2026年8月の新車販売は、登録車が前年比+9.1%と好調な一方、軽自動車は−9.5%と苦戦するという対照的な結果でした。ただし年初来の累計ではどちらもプラス圏で推移しており、単月の増減だけで大きなトレンド転換と判断するのは早計です。2024年の認証不正問題による落ち込みから、2025年には登録車・軽自動車とも回復基調に転じており、今後の月次統計でこの傾向が続くかどうかが注目されます。最新の統計は自販連・全軽自協の公式サイトで随時更新されるため、気になる方は直接ご確認ください。
日本自動車販売協会連合会(自販連)公式サイト / 全国軽自動車協会連合会(全軽自協)公式サイト
アイキャッチ画像: 「Car dashboard on highway (Unsplash)」by Arkady Lifshits / overdriv3(Wikimedia Commons, CC0)
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