越境した木の枝・根の扱いと法律

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隣の家の木の枝が、自分の敷地に伸びてくる。落ち葉や日陰、落下の危険が気になる…。越境した枝や根の扱いは、民法に定められたルールがあります。2023年4月の法改正で、枝の切除に関するルールも変わりました。整理しました。

📋 この記事の要点

✔ 越境した枝は、原則として、所有者に、切除を求める

✔ 所有者が応じない場合などは、一定の条件で、自分で切れるようになった(2023年4月〜)

✔ 越境した根は、自分で切り取ることができる

✔ 勝手に、境界を超えて、木を切ることは、できない

✔ 話し合いが難しいときは、内容証明・調停などを検討する

1. 枝と根の扱いの違い

📊 枝と根のルール

対象 基本ルール
越境した枝 原則、所有者に、切除を求める。一定の条件を満たせば、自分で切除できる
越境した根 自分で、切り取ることができる

📌 補足

2023年4月の民法改正で、催告しても、相当の期間内に切除されない場合や、所有者が不明・所在不明の場合などに、越境された側が、自分で枝を切れるルールが設けられました。

2. 対応の流れ

🧭 越境した枝への対応

1

状況を記録する

枝の伸び具合・被害の内容を、写真に残します。

2

隣人に、丁寧に伝える

切除をお願いし、期限を決めて、依頼します。

3

書面で、正式に依頼する

応じない場合は、内容証明郵便などで、催告します。

4

期間内に切除されない場合は、自分で切る手段も

要件を満たせば、自ら切除できます。

5

それでも解決しなければ、調停・訴訟へ

専門家に相談して、進めます。

⚠️ 注意

自分で切った場合でも、切り方や、木の状態によっては、トラブルになるおそれがあります。実行前に、専門家に相談すると、安心です。

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3. 費用の負担

💡 ポイント

自分で切除した場合の費用は、原則、越境した木の所有者に、請求できる場合があります。領収書などを、保管しておきましょう。

📝 チェックリスト

☑️ 被害の写真を、日付付きで、残している

☑️ 隣人に、伝えた記録がある

☑️ 書面での依頼履歴を、保管している

4. 枝を切る前の「確認チェック表」

📊 枝を切る前の確認

確認すること なぜ重要か
枝が、実際に境界を越えているか 境界が曖昧だと、切る権利の前提が崩れる
所有者に、切除を依頼したか 依頼せずに切ると、責任を問われる場合がある
依頼から、相当の期間が経っているか 期間内に対応されない場合など、一定の要件がある
木の種類・状態(病気・倒木の危険など) 専門業者の判断が必要な場合がある

💡 ポイント

確認の経過(いつ・誰に・何を依頼したか)を、メモや書面で残しておくと、後のトラブル防止に役立ちます。

5. よくある質問

Q. 落ち葉の掃除の責任は、誰にありますか?

A. 越境による被害の程度によって、対応が変わります。まずは、話し合いをしましょう。

Q. 勝手に枝を切ったら、どうなりますか?

A. 要件を満たさない場合、損害賠償を求められる可能性があります。

Q. 隣人が、木を切ってくれません。

A. 書面での催告から、調停まで、段階的に進めます。

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まとめ

越境した枝は、原則、所有者に切除を求め、条件を満たせば、自分で切ることもできます。根は自分で切り取れます。まずは、丁寧な話し合いから、始めましょう。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の事案に対する法的助言ではありません。制度・金額・期限は改正等により変わることがあるため、最新の情報は公的機関や専門家にご確認ください(2026年9月時点)。

画像出典: Tree remnants stuck in fence 撮影: FotoFree, CC BY-SA 4.0, Wikimedia Commons経由

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