📋 この記事でわかること
- Sクラスに直列6気筒ガソリンモデル「S 500 4MATIC」が追加されたこと
- Sクラス全体のラインアップと価格
- 新型直6エンジン「M 256 Evo」の改良点
- エクステリア・インテリアの変更点
直6ガソリンモデルを追加、全4グレード体制に
メルセデス・ベンツ日本は2026年9月15日、フラグシップモデルの新型「Sクラス」に、直列6気筒3.0リッターガソリンエンジンを搭載する「S 500 4MATIC(ISG)」「S 500 4MATIC long(ISG)」を追加して発売しました。
ラインアップと価格
今回の追加により、Sクラスのラインアップと価格(消費税込)は以下の4グレードとなりました。
直列6気筒3.0リッターディーゼル「S 450 d 4MATIC(ISG)」1598万円
直列6気筒3.0リッターガソリン「S 500 4MATIC(ISG)」1708万円
直列6気筒3.0リッターガソリン「S 500 4MATIC long(ISG)」2136万円
V型8気筒4.0リッターガソリン「S 580 4MATIC long(ISG)」2365万円
いずれもステアリングは左右を選択可能です。
新型直6エンジン「M 256 Evo」の改良点
今回追加された「S 500 4MATIC(ISG)」「S 500 4MATIC long(ISG)」には、性能を向上させた直列6気筒3.0リッターガソリンエンジン(M 256 Evo)が搭載されています。高出力化された電動アシストコンプレッサ、吸排気ポートを最適化したシリンダーヘッド、改良されたインテークカムシャフトの採用により、特に部分負荷領域でのトルク応答性が高められました。最高出力は499PS(48Vマイルドハイブリッドのモーターアシストを含めると+23PS)、定格トルクは最大600Nm(モーターアシストを含めると+205Nm)に向上し、追い越し時などのオーバートルク時には最大640Nm(欧州参考値)を発揮します。燃焼プロセスや排気後処理の最適化、追加の遮音対策によりNVH(騒音・振動・ハーシュネス)特性も改善されています。なお現行Sクラス(W223)の直6ガソリンS500は、2020年の登場当初は最高出力367PS・最大トルク500Nmでしたが、その後のM256改良で435PS・520Nmへと引き上げられており、今回のM256 Evoでさらなる大幅な出力向上を果たした形です。
エクステリア—約20%拡大した大型グリル
新型Sクラスのエクステリアは、従来比で約20%拡大された大型ラジエターグリルを採用し、クローム仕上げのルーバーを4本に変更。Sクラスとして初めてイルミネーテッドラジエターグリルを採用したほか、新デザインのブランドロゴプロジェクタライトやスターデザインの新型リアコンビネーションランプを装備しています。
インテリア—第4世代MBUXと生成AI活用アシスタント
インテリアには「MBUX スーパースクリーン」(メディアディスプレイ:14.4インチ、助手席用ディスプレイ:12.3インチ)を標準装備し、微粒子を除去する電動フィルタを備えたエナジャイジングエアコントロールなどを採用しています。インフォテインメントシステムには、自社開発のOS「MB.OS」をベースとした第4世代「MBUX」を初採用。Google Mapsをベースとしたナビゲーションに加え、ChatGPT・Microsoft Bing・Google Geminiを統合した生成AI活用の「MBUXバーチャルアシスタント」を備えます。また10台の外部カメラ(日本仕様では発表日時点で2台は未使用)、5台のレーダーセンサ、12台の超音波センサを搭載した運転支援・駐車支援システム「MB.DRIVE」や、特許を取得したインテリジェントダンパー付き「AIRMATICサスペンション」も装備。100色以上の外装色や400色以上のインテリアカラーを選択できるカスタマイズプログラム「MANUFAKTUR Made to Measure」も導入されます。
まとめ
今回の直6ガソリンモデル追加により、Sクラスはディーゼル・直6ガソリン(標準/ロング)・V8ガソリンの4グレード体制となりました。エンジンの改良に加え、生成AIを活用した第4世代MBUXなど、電動化・知能化が進んだ内容になっています。
アイキャッチ画像は中国仕様のSクラス(W223)です(今回追加されたS 500 4MATICの日本仕様車の写真ではありません)。「MERCEDES-BENZ S-CLASS (W223) China」by Dinkun Chen(Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0)


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