自動車リサイクル券が2026年1月に廃止!車を売る・廃車にする時どう変わる?

車を売却したり廃車にしたりする際、これまで車検証入れに大切に保管しておく必要があった「リサイクル券」。この紙の券が、2026年1月4日をもって新規発行終了となりました。2005年の自動車リサイクル法全面施行から20年ぶりの大きな制度変更です。車を手放す予定がある方に向けて、何が変わったのかを整理します。

「リサイクル券」とは何だったか

自動車リサイクル法(正式名称:使用済自動車の再資源化等に関する法律)は2005年1月に全面施行され、フロン類・エアバッグ類・シュレッダーダスト(ASR)の3品目を適切にリサイクル・処理するため、車の所有者があらかじめ「リサイクル料金」を預託する仕組みが始まりました。この預託が済んでいることを証明する紙の書類が「リサイクル券」(正式名称:自動車リサイクル料金預託証明書)です。新車購入時などに販売店から交付され、車を売却・廃車・輸出する際に必要とされてきました。

2026年1月4日から紙の新規発行が終了

自動車リサイクルシステムを運営する公益財団法人自動車リサイクル促進センター(JARC)は、稼働開始から約20年が経過したシステムの大規模改造を2026年1月4日に実施し、これにあわせて紙のリサイクル券の新規発行を終了しました。今後は、リサイクル料金の預託状況を紙の券ではなく、自動車リサイクルシステム上でオンライン確認する運用に切り替わっています。それ以前に交付された紙のリサイクル券自体が無効になるわけではありませんが、今後新たに紙の券が発行されることはありません。

車を売る・廃車にする時、何が変わる?

  • 「リサイクル券はありますか?」と聞かれる場面が減る:買取店や解体業者は、車台番号などをもとにオンラインで預託状況を確認できるようになるため、紙の券の有無を問われることが少なくなります。
  • 紛失していても慌てなくてよい:紙の券は原則として再発行されませんが、預託状況をオンラインで確認・印刷することで代わりになります。
  • 自分の車の状況をいつでも確認できる:JARCの「自動車リサイクルシステム」サイトでは、車台番号等を入力することで、自分の車のリサイクル料金や、使用済みにした車の処理状況を検索できます。

あわせて、事業者向けにはリサイクル料金の支払い方法にキャッシュレス決済が導入されるなど、システム全体の利便性向上が図られています。

今後の制度変更:資源回収インセンティブ制度

2026年4月からは、解体業者・破砕業者などがプラスチックやガラスを回収した場合に、シュレッダーダストの減量によって生まれる原資からインセンティブが支払われる「資源回収インセンティブ制度」の開始も予定されています。これは主に事業者間の仕組みですが、車のリサイクル率向上につながる取り組みとして、あわせて押さえておくとよいでしょう。

まとめ

2026年1月の制度変更により、自動車のリサイクル料金預託は「紙の券を保管する」時代から「オンラインで確認する」時代へと移行しました。すでに車検証入れにリサイクル券をなくしてしまっている、あるいは古い車で券の所在がわからないという場合も、慌てず自動車リサイクルシステムで預託状況を確認すれば手続きを進められます。売却・廃車を予定している方は、事前に一度確認しておくと安心です。

出典・免責

本記事の内容は、以下の情報源(2026年9月1日確認時点)に基づいています。

制度の詳細は今後変更される場合があります。ご自身の車の預託状況・手続きについては、自動車リサイクルシステムの公式サイトでご確認ください。

アイキャッチ画像: Auto scrapyard 1 by IFCAR(パブリックドメイン、海外のスクラップヤードの様子)

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