📋 この記事でわかること
- 日産「テラノ」の名を冠したPHEVコンセプトが北京モーターショー2026で世界初公開されたこと
- コンセプトの概要(デザイン・ポジショニング・パワートレイン)
- 歴代テラノとの関係
- 市販化の見通しと、現時点で「未確定」な項目
北京モーターショー2026で「テラノ」の名が復活
日産自動車は2026年4月24日、中国・北京で開幕した「Auto China 2026(北京モーターショー2026)」において、「日産テラノ PHEVコンセプト」を世界初公開しました。日産のグローバルプレスリリースでも正式に発表されており、同時に「アーバンSUV コンセプト」という別のコンセプトカーも公開されています。
今回世界初公開されたのは、あくまで「コンセプトカー」です。市販モデルの正式発表・価格・発売日はまだ決まっていません。この記事では、現時点で判明している情報と、まだ未確定の情報を分けて紹介します。
どんな車? デザインとポジショニング
テラノ PHEVコンセプトは、日産が「Modern Robust(モダン・ロバスト)」と呼ぶデザイン言語を採用し、垂直基調のフロントフェイス、オーバーハングを切り詰めたアプローチアングル重視のプロポーションなど、本格的なオフロード性能を意識した外観が特徴です。ラダーフレーム構造を採用しているとされ、日産のラインアップの中では「パトロール」と「エクストレイル」の中間に位置する、本格SUVとして位置づけられています。ピックアップトラック「フロンティア プロ」とプラットフォームを共有するとの報道もあります。
パワートレインはPHEV、出力は情報源により差あり
パワートレインは1.5L直列4気筒ターボエンジンにモーターを組み合わせたプラグインハイブリッド(PHEV)で、4輪駆動を採用するとみられています。システム出力については、報道によって「408PS」とするものと「約429PS」とするものがあり、トルクは800N·m級と伝えられています。ただしこれらの数値はコンセプト段階での報道ベースであり、市販モデルで確定した公式スペックではない点に注意が必要です。 EV走行時の航続距離についても、NEDCモードで135km以上とする報道がありますが、バッテリー容量などの詳細は日産から公表されていません。
歴代「テラノ」との関係
「テラノ」の名は、日産が過去に複数回使用してきた歴史あるモデル名です。日本国内では1986年発売の初代テラノ(WD21型)、1996年発売の2代目テラノ(R50型)が「パスファインダー」をベースにしたオフロードSUVとして展開されました。欧州では姉妹車「テラノII」がフォード・マーベリックとの共同開発車として販売された経緯もあります。またインドなど一部市場では2013年から2019年にかけて、ルノー・ダスター/ダチア・ダスターのバッジエンジニアリング版として「テラノ」の名が使われていました。
今回のPHEVコンセプトは、これら歴代モデルとは車体サイズなどが大きく異なる新設計とされていますが、ボンネット上に配置された「3スロット」のデザインモチーフなど、意匠面で歴代テラノとのつながりを感じさせる要素が盛り込まれているとwebCGなどが報じています。
市販化はいつ? 日本発売の可能性は
日産は今回のコンセプト発表にあわせ、「1年以内に市販モデルを発表する」との方針を明らかにしています。ただし、どの市場向けに投入されるかは明言されておらず、中国市場を軸に展開されるとの見方が複数の報道で示されています。北米市場は対象外と報じられている一方、日本での発売の有無・時期・価格については、2026年9月時点で日産から公式な発表はありません。 一部報道では姉妹車として次期「パジェロ」(三菱)との関連を指摘するものもありますが、これも日産・三菱いずれからも公式に確認された情報ではなく、推測の域を出ない点にご注意ください。
まとめ
「テラノ」の名を冠したPHEVコンセプトが北京モーターショー2026で世界初公開されたことは、日産の公式発表により確認できる事実です。一方で、パワートレインの詳細スペック・市販化のタイミング・日本での取り扱いといった、購入検討にあたって重要な情報の多くは、現時点(2026年9月)ではまだ確定していません。日産から市販モデルの正式発表があり次第、価格やグレード構成などの最新情報を本サイトでも改めてお伝えします。
アイキャッチ画像: 1994 Nissan Terrano (WD21) Turbo R3M 5-door wagon(写真は歴代モデルである初代テラノ(WD21型)、Public Domain/OSX、via Wikimedia Commons。今回発表されたPHEVコンセプトの写真ではありません)
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