落下物から頭部を守る防災ヘルメット。今回比較した4製品はすべて国家検定合格品を選定し、レビュー746件を最多に、検定制度の中身・重量・折りたたみ構造まで踏み込んで比較しました。
💰 詳しいスペックを比較してみました(2026年9月時点)
📱 表がはみ出す場合は横にスワイプしてご覧ください →
| 製品名 | タイプ | 重量 | 検定区分の開示 | 素材 | 価格 | 評価 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| TOYO MOVO No.105 | 折りたたみ式 | 420g | 「国家検定合格品」のみ | ABS樹脂(帽体) | ¥3,300 | 4.4(746件) |
| オサメット反射材付き | 折りたたみ式(A4収納) | 380g | 「飛来・落下用」と具体的に明記 | 非公開 | ¥4,400 | 4.1(326件) |
| ミドリ安全折りたたみ防災ヘルメット | 折りたたみ式 | 420g | 「飛来・落下用」+指定付属品の注意書きあり | PP(帽体)・ABS・PC | ¥4,655 | 4.3(126件) |
| 防災用ヘルメット国家検定合格品通常型 | 通常型 | 330g | 「国家検定合格品」のみ | ABS | ¥2,400 | 4.1(423件) |
セールやタイミングによって価格は日々変動します。この比較はあくまで調査時点のものなので、購入前には必ずリンク先で最新価格を確認することをおすすめします。
💡 この記事の比較基準: 安全性に直結する製品のため、全4製品とも国家検定合格品に限定して選定しました。折りたたみ式と通常型という構造の違い、検定区分の開示の具体性、重量の違いを比較軸に加えています。
⚠安全に関する注意点: 防災ヘルメットは命に関わる保護具です。本記事は各商品ページの公開情報をもとにした比較であり、実際の着用感・フィット感は個人差が大きいため、可能であれば店頭での試着や、購入後の頭囲・あご紐の調整を必ず行ってください。ミドリ安全の製品のように「指定の付属品の組み合わせ以外で使用すると国家検定規格外となる」場合があるため、付属品を他製品と組み合わせて使うことは避けてください。
国家検定制度という安全性の根拠
保護帽(ヘルメット)は、労働安全衛生法第44条の2に基づき、製造者・輸入者が型式ごとに国の検定を受けることが義務付けられています。単に厚生労働大臣が定める規格に適合するだけでなく、検定に合格した型式でなければ市場に出すことができません。検定の対象は「物体の飛来又は落下、若しくは墜落による危険を防止するためのもの」で、衝撃吸収性能試験・耐貫通性能試験などをクリアする必要があります。今回比較した4製品はいずれもこの国家検定に合格していますが、検定区分(飛来・落下用か、墜落時保護用か等)まで具体的に明記しているのはオサメットとミドリ安全の2製品で、他の2製品は「国家検定合格品」とだけ表記されています。
「指定の付属品の組み合わせ」という重要な注意
ミドリ安全の商品ページには「指定の付属品の組み合わせ以外でご使用されますと国家検定規格外となります」という重要な注意書きがあります。国家検定は帽体単体ではなく、指定されたあご紐やライナーなどの付属品を含めた完成品全体に対して行われるためです。他社製品のパーツを組み合わせたり、非純正の部品に交換したりすると、検定の効力が失われ、本来の安全性能が保証されなくなる可能性がある点は、防災ヘルメット全般に共通する重要な注意点です。
折りたたみ式と通常型、重量の違い
意外なことに、4製品中最も軽いのは折りたたみ機構を持たない通常型の防災用ヘルメット(330g)で、折りたたみ式のミドリ安全(420g)より軽量という結果でした。折りたたみ式は収納時にA4サイズ程度までコンパクトになる利点がある一方、開閉のためのヒンジやロック機構が加わる分、素材や構造によっては通常型より重くなる場合があります。車載スペースを優先するなら折りたたみ式、携行時の軽さを優先するなら通常型、というように用途で選び分けるとよいでしょう。
反射材・雨垂れ防止溝という実用面の工夫
オサメットは後部に反射材を採用しており、夜間や停電時の視認性を高めています。一方、防災用ヘルメット国家検定合格品通常型には「雨垂れの侵入を防ぐ溝」という実用的な工夫があり、雨天時の避難でも装着感を損なわない配慮がされています。国家検定という安全性の土台は共通していても、こうした付加的な工夫には製品ごとの個性が表れています。
実績・評価を重視するなら
TOYO MOVO No.105(¥3,300)は、4製品中最多のレビュー746件と最高評価4.4を誇ります。
夜間の視認性とコンパクトさを重視するなら
オサメット反射材付き(¥4,400)は、A4サイズ収納と反射材付きが特徴で、検定区分も具体的に開示されています。
老舗安全用品メーカーの実績を重視するなら
ミドリ安全折りたたみ防災ヘルメット(¥4,655)は、安全用品の老舗メーカーによる製品で、頭囲47〜62cmという幅広いサイズ対応です。
軽量性と価格を最優先するなら
防災用ヘルメット国家検定合格品通常型(¥2,400)は、4製品中最軽量(330g)かつ最安の日本製ヘルメットです。
製品ごとの詳しい解説はこちら
まとめ
防災ヘルメットは、国家検定合格品であることを前提に、検定区分の開示・重量・折りたたみ構造・付加機能まで確認すると選び方が変わってきます。指定外の付属品を組み合わせないことも含め、安全性を損なわない使い方を心がけましょう。
アイキャッチ画像: 「Earthquake Survival Kit」by David Pursehouse from Kawasaki, Japan(Wikimedia Commons, CC BY 2.0)
コメント